安斎研究室からのおしらせ
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世界の歴史教科書展 -第49回不戦の集いプレ企画-
11/30-12/8 10:00-17:00 無料@立命館大学国際平和ミュージアム
世界の教科書がここに集います。新たな視点で世界の分化に触れてみませんか?
主催:立命館アジア太平洋大学「世界の歴史教科書博覧会」実行委員会
立命館大学生協学生委員会
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ベトナム、ハンガリーインドネシア、タイ、台湾、日本、中国、韓国、アメリカ、パキスタン、ガーナ、マレーシア、インド、パラオ、ミャンマーの15カ国の歴史教科書の実物と翻訳が展示されています。
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中央のビニール球(地球を象徴?)は、訪れた人が書いたメッセージが入っています。会場でメッセージを書く事ができるので、是非足跡を残していってください |
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教科書とその翻訳。黄色いアンダーラインがしてある部分は第2次世界大戦における日本に関する記述。
当時の状況に対する各国ごとの様々な「認識」が見て取れます。 |
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APUでの展示の際に作られたパンフレット |
歴史教科書の実物とその翻訳を展示し、各国の教育における歴史認識の比較を行なうという趣旨の展覧会である。教科書自体はAPUの留学生が来日前に実際に使っていたものであるそうだ。いかに多種多様な歴史認識があるのかを垣間見る、絶好の機会であろう。第二次大戦に関する記述を見ただけでも、「日本ファシズム」「日帝」といった言葉が繰り返し使いながらアジアにおける戦争の惨禍を記述したもの、太平洋での艦隊戦の経過について詳細に紹介しているもの、個人の視野から見た戦争体験を伝えるものと様々である。
この展示の意義深いところは展示物が、単なる読み物ではなく、教育の現場で用いられ、その国の国民が共有する歴史認識の根本とも言える「教科書」であるという点だろう。第2次世界大戦がそれぞれの国にとっていかなる意味をもっていたのかを知るにはとてもよい機会であることは疑いない。ぜひとも一度、足を運んでいただきたいと思う。
惜しいと思う点もいくつかある。
1:国の選択基準が曖昧
2:国ごとの教科書の種類が少ない(基本的に1種あるいは2種類)
3:多国間での共通の教科書作成等に関する紹介が無い
1については、パラオ、ガーナなど、日本では入手が難しい教科書の展示もあるのでそれは興味深いのだが、地域でいえば西欧や南米のものも入れてもらいたかった。
2だが、この種の展示は、各国がどのような教科書の選定過程をもっているのか(あるいはいないのか)が明示されている必要があると思うし、それぞれの国で1種類しか教科書が存在しないというのは考えにくいのでその点に関する資料が欲しかった。また、もっともシェアの大きい教科書を選んだのであればそれについての注意書きが欲しかった。
3は見落としがちな問題かもしれないが、ドイツ・ポーランド間での共通教科書作成協力や日韓で行なわれた歴史教科書に関する対話の紹介等があるとより総合的な内容の展覧会になったのではないかというのが個人的な感想である (文責 : 天野 圭二)
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