FD活動
2011年度 第2回
- 日時 2011年11月15日(火)
- 場所 朱雀キャンパス205号室
- 出席者 18名
テーマ | 科目目標と最低限修得すべき内容(コア・カリキュラム)について |
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報告者 |
報告 『科目目標と最低限修得すべき内容』の策定について 倉田原志教授(教務担当副研究科長) 報告 各科目の『科目目標と最低限修得すべき内容』の第一次案について 1.第一次案全体について 松宮孝明教授 2.憲法について 倉田原志教授 3.民法について 松本克美教授 4.刑法について 松宮孝明教授 5.商法について 山田泰弘教授 6.民事訴訟法について 加波眞一教授 7.刑事訴訟法について 山口直也教授 8.行政法について 北村和生教授 9.法曹倫理について 藤原猛爾教授 |
「共通的到達目標」(いわゆるコア・カリキュラム)の公表にともない、法科大学院において到達すべき目標を、科目ごとに明確にし、かつ、それを学生に明示することが求められている。本法科大学院でも、「共通的到達目標」との関連は、年度当初のガイダンス、シラバスでの明記等を行っているが、同時に、この「コア・カリキュラム」とも関連させつつ、法律基本科目と司法試験選択科目について、立命館大学法科大学院として独自の「科目目標と最低限修得すべき内容」を策定する作業が、各科目担当者のところで進められている。今回のフォーラムでは、その第一次案を相互に交流し、最終文書としてまとめるための手がかりとなる議論を行うとともに、あわせて、その内容をどのような形で学生に周知するかといった点も話し合った。
「コア・カリキュラム」策定にともない、それをも参考にしつつ、本大学院の検討事項としてオリジナリティのある「科目目標」「最低限修得すべき内容」を作る必要性がある。現在、法律基本科目と司法試験選択科目について各部門で作業を行ってもらっている(以下の、各論報告がその現在の検討状況の概要である)が、その際、「コア・カリキュラム」モデルにあまりに執着すると網羅的修得に重点が置かれることになってしまうので、全体の到達度や基本的な考え方を提示するものとしたい。この内容については、教授会での議論や文書によって教員間で共有し、また、シラバスやLETの使用により、院生に周知したい。
討論では、「コア・カリキュラム」が出されていないが、本法科大学院として作成作業を行っている司法試験選択科目(国際法、税法、環境法)での状況が補足的に報告された後、今回出されている案をどう受け止めるか、これらの内容を踏まえてどのような授業を行うか、この内容をどのような形で院生に周知するかといったことが議論され、その結果、今後、シラバスの書き方や受講ガイダンス、各講義の冒頭といった様々の機会に、「コア・カリキュラム」と、本法科大学院が作成した「科目目標と最低限修得すべき内容」の意味や内容について院生に周知すること(具体的方法等は教務委員会や教授会で議論する)を確認した。