法科大学院
FD活動
2006年度 第5回
- 日時 2006年12月19日(火)午後5時45分から午後7時15分
- 場所 202教室
- 出席者 15名
テーマ | 成績評価の基準・方法(2)・授業参観(2) |
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報告者 |
コーディネーター(1)和田真一教授(教務委員会委員長) (2)松本克美教授(FD委員会委員長) 司会:葛井久雄教授 報告:1 成績評価の基準・方法(2)和田真一教授 2 授業参観(2)松本克美教授 |
■ 成績評価の基準方法(2)
和田教授から、成績評価基準・方法の前提となる到達度をどこに求めるのかという点に関して、民法関連の講義科目、演習科目、民事法実務総合演習科目についてのそれぞれの到達目標を例に報告がなされた後、質疑がなされました。
とくに、未修者の法律基本科目については、新司法試験の短答式問題レベルの基礎知識を確実に習得させることを基本目標にし、いたずらに消化不良をおこさせないようにすべきである、また、未修2年目・既修1年目では、演習科目を中心に応用力を養成するためには、とくに事案に即して限られた時間の中で論点をできるだけたくさん見つけることのできる分析力の養成が重要であることなどが議論されました。
また、2007年度から導入予定の実務総合演習科目のグレード別クラス編成における成績評価のあり方について議論がなされました。
■ 授業参観(2)
松本FD委員会委員長から、2006年度後期の授業参観の実施状況の報告がなされ、意見交換がなされました。とりわけ、今回は法科大学院の朱雀キャンパス専任教員の8割近くが他の教員の授業を参観し、また非常勤を含め担当教員全体の9割以上が他教員から参観を受けたことが紹介され、授業参観を通じて、他の教員の授業の工夫から教訓を学び、今後の授業の活性化につなげる点でひとつの成果となった点が報告されました。
また、来年度からは、新任教員を中心とした授業参観を実施するとともに、科目ごとに教学改善につなげていくために授業進行のビデオなどを分析するなどの工夫をするなどの課題も、議論されました。