在学生の声

4,000名超の文学部生、一人ひとりがオンリーワンの活動を行っています。その活動の一端を紹介します。

2019

国際コミュニケーション学域

自信をもって教壇に立つために、もっともっと学びを深めたい

二宮 珠南 さん
国際コミュニケーション専攻 4回生

私立 立命館高等学校/京都府出身

文化や歴史から世界を知りたいとコミュニケーション学域へ

中学生の時から先生になりたいと夢を描いていました。立命館高校のGL(国際)コースに進学し、そこでの先生との出会いが英語への扉を開けてくれました。その先生の授業は、今まで経験してきた文法中心、日本語で多くを説明する授業とは全く異なるものでした。できなくても英語でコミュニケーションをとらないといけないシチュエーションが常にありました。英語を楽しみながら学ぶことができ、気づけば力もついていました。海外研修や、イギリスへの留学を高校時代に経験したことで、言語や文化をさらに勉強し教員免許も取得したいと、立命館大学のコミュニケーション学域を選びました。

海外エリアスタディ実習でハワイ大学へ。進路決定にも影響を与えるきっかけに
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海外エリアスタディ実習(ハワイ)参加時の様子

2回生から3回生になる春休みに3週間、立命館大学文学部の独自留学プログラムである「海外エリアスタディ実習」に参加し、アメリカのハワイ大学マノア校で学びました。2回生の時の小集団クラス担当の先生がハワイの歴史や移民について研究されていたこともあり、興味を持ち、参加することに決めました。プログラムは、大学での授業と文化体験などを含むフィールドワークのバランスが良く配置されていました。また、ハワイでゆったりとした時間を過ごせて、授業の合間の自由時間には観光もできることが魅力的に映りました。ハワイと聞くとリゾートのイメージが強いですが、真珠湾攻撃の戦跡でもあります。日本からの移民もたくさんいて、知れば知るほどハワイの見方が変わりました。

また、留学中にはプログラム参加者のためにハワイ大学で特別に授業が開講され、ハワイに関する歴史や文化、言語や戦争、移民などの分野を勉強しました。特に私は移民や日系2世、3世への興味があったため、日系の先生が直接授業をしてくださるのがとても貴重な機会でした。授業を終えて町を歩くと、様々な人種、言語、文化が混ざり合ったハワイの環境に気づくことができました。

言語学習環境が整う学内施設・プログラムをフル活用

言語学習では、学内の施設をたくさん活用しています。立命館大学言語教育センターでは、外国語の能力を高めたい学生をサポートするための多様な講座が提供されています。私は、イギリスへの際に英語力証明として用いられるIELTSの対策講座に参加しました。他にも国際交流や言語学習を中心としたグローバルコモンズ「Beyond Borders Plaza(BBP)」という施設で、英語での会話、ディスカッションの練習を行いました。また、大学の図書館も沢山利用しています。語学学習の図書がたくさんそろっているのがありがたいです。

専門分野の学習では、立命館大学文学部の大学院進学プログラムに参加しています。このプログラムは4回生の間に大学院の授業を受けられるものです。専門分野に関する知識が豊富で、学習意欲の高い大学院生と授業を一緒に受けることがとてもいい刺激になっています。専門分野について海外をフィールドに研究している人や、今まで知らなかった専門領域の学びを深めている人の話を聞くのがとても新鮮です。

夢へ近づくために卒業後は海外の大学院へ進学し、言語学を究める

大学卒業後は、イギリスの大学院に進学して自分の専攻である言語学の勉強を続ける予定です。研究分野は文の構造を見る統語論です。高校生のころから変わらず、将来は教育に関係する仕事に就きたいと思っています。夢が叶ったら、英語だけではなく、自分の経験から得た学びを伝えられる教員になりたいと思います。そのためには、まだまだ足りていない知識を増やさなくては、また、自分自身が肌で世界を知らなくてはならない、と考え、海外の大学院に挑戦しようと決めました。大学時代の海外留学で得た学びや経験は将来の選択に大きな影響を与えました。

短期でも長期でも、海外へ行く経験はかけがえのない経験。ちょっとでも興味があれば動いてみてほしい〜受験生へのメッセージ〜

大学で経験した留学は、高校までに参加した海外研修や留学とは一味違い、語学学習だけではなく、専門分野についても深く学ぶことができました。机に向かって勉強していると、実際に足を運んでみないと分からないことも沢山出てきます。一歩踏み出して留学にチャレンジしてよかったと感じています。大学では自発的に行動することで、大きく成長することができます。期間は関係なく短期間でも構わないので積極的に興味のあることにチャレンジしてみてください!

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