在学生の声

4,000名超の文学部生、一人ひとりがオンリーワンの活動を行っています。その活動の一端を紹介します。

2021

国際文化学域

スペイン留学で、人としても成長。 今後の自分の糧になる大学生活。

井川瑶子さん
英米文学専攻 4回生

中京大学附属中京高等学校/愛知県

高校時代に英語部に所属し読書も好きだったので、国際文化学域を選びました。英米文学専攻にしたのは、1回生の時に受講した、英書講読をはじめとする英米文学関連の授業に強く惹かれたからです。今は、ジェイン・オースティンの『高慢と偏見』という作品を研究しています。
この題材を選んだ理由は、何度も映像化されている有名な作品だということと、主人公のエリザベスに作者の意図が深く反映されているだろうと思ったから。時代を経ても主人公の心の動きや人間性にすんなり共感できるのは驚きですし、言葉で伝えるのは難しいながらも文学の素晴らしさを改めて実感しています。
students/students41_sub01卒業論文の資料

大学生活で実現したいことのひとつが留学でした。スペイン語を副専攻にしていたこともあって、留学先はスペインを志望。一回生の春にマドリッドのアルカラ大学に短期留学し、三回生の夏にもバスクのバスク大学に交換留学に行きました。バスク大学での留学は新型コロナウイルスの関係で約半年間と予定より短かったのですが、それでもいろんな経験ができて本当によかったです。

スペイン語がぐんと上達したこと。スペインのどの地方とも異なるバスクの言語と文化を体感できたこと。フィールドワークで地元のお祭りに参加したこと。シェアハウスに入居して様々な国の人たちと一緒に暮らしたこと。たくさんの友人ができたこと。積極性が養われたこと。挙げればキリがないほど、今後の自分にとっても大切になるであろう、とてもすばらしい時間を経験しました。
students/students41_sub02 students/students41_sub03 留学先バスク大学での様子

また、大学生活では新しいことに積極的に挑戦したいと思い、スカッシュサークルに所属。やるからには高い目標を持って取り組みたかったので、全国大会を見据え仲間と練習に励みました。スカッシュは留学先のバスクでも続け、「長期滞在するならチームに入ってみない?」と声をかけてもらったことがきっかけで地元のチームにも所属しました。そのおかげでいろんな人と練習や試合ができ、幅広い交流が育めたことはとても思い出深いです。現地で仲良くなった人達と帰国後の今でもビデオ通話をしたりして楽しんでいます。
students/students41_sub04現地スカッシュチームの写真

就職先は、自動車や産業機器に使われる部品を製造する機械メーカーです。海外とやりとりする部署もあるので、自身の語学力も活かせるのではないかと考えて決めました。

文学部と聞くと一見お堅いイメージを持たれるかもしれませんが、多くの学域と専攻があり、さらに学域外の授業も履修できるとても柔軟な学部です。私自身、スペイン語を副専攻にしてスペイン留学もし、枠にとらわれずに楽しんで勉強できました。文学部独自の留学プログラムもありますし、興味や関心に沿った研究もできます。すてきな友人もたくさんでき、すごく意味のある4年間が送れたと思います。大学生活に悔いなし、今はそんな感覚です。

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