在学生の声

4,000名超の文学部生、一人ひとりがオンリーワンの活動を行っています。その活動の一端を紹介します。

2021

日本史研究学域

歴史で得た学びが未来へつながる。 新たな価値観が今の自分のベースに。

馬場思帆さん
日本史学専攻 4回生

桃山学院高校/大阪府

歴史が好きだったので、進学先は「歴史的文化財の多くある京都の大学がいいかな」と漠然と考えていました。立命館大学に決めたのは、オープンキャンパスで学内のすてきな雰囲気を垣間見たり、先輩方がやさしく案内してくださったりしたこと。最終的には「ここしかない、ここに通いたい!」と強く思うようになり、合格した時には家族みんなでよろこびました。

日本史研究学域を選んだのも、歴史が好きだったからという単純な理由です。けれど、授業の中で先生が「歴史はただ過去を振り返るだけのものではなく、過去から紡がれてきたものが、今の私たち、その先の未来につながるんだよ」とおっしゃっていたことにとても感銘を受けて。歴史から新たな発見を見出せるという気づきを得て、もっと歴史を深掘りしたいと思うようになりました。
students/students42_sub01 見学した寺社仏閣の1つ

その思いは、現在取り組んでいる卒業論文にも反映されています。私が選んだテーマは「次世代の化粧文化の様相」について。ファンデーションを主題にし、江戸時代から現代に至るまで化粧がどのような変遷を辿ってきたのか、そして令和を迎えた現代やこの先においてどう変化していくのか、一つひとつ仮説を立てながら調べ、研究している最中です。 担当していただいている先生からは、「民俗学や社会学などいろんな分野から化粧を紐解いていけばいいのでは」とアドバイスをいただきました。親身になって寄り添っていただき、興味深く研究を進められています。
students/students42_sub03 卒業論文の写真

課外活動としては、2回生で新入生のサポートをするオリター団に所属し、3回生でオリター団をまとめる事務局員を務めたことが思い出深いです。とくに事務局員は、オリター団が提出する企画を添削したり宿泊しながら交流を深めたりととても忙しかったのですが、その分やりがいもあり、終わってみれば楽しかった思い出ばかり。オリター団・事務局員を経て一気に100人ほどの友人ができたのもうれしかったです。
今でも当時の仲間達とは頻繁に連絡を取り「クリスマスも一緒に過ごそうね!」と言い合う関係性。こうした人との出会いのある場に参加してきて、本当によかったと心から思います。
students/students42_sub02 オリター団の活動

夢は国語教師になること。教員試験は無事合格できたのですが、もう少し専門性を身につけたいのと、尊敬する先生が「これからは教職も修士課程が大事だよ」とおっしゃっていたことに刺激され、大学院へ進学することにしました。
日本史学専攻は、様々な視点から日本史を愛する個性豊かな学生たちが集まります。そういった楽しくて豊かな人たちと一緒に過ごすのは、私にとってすごく楽しくて有意義でした。いろんな考え方を学び、また自分自身成長できたように感じます。

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