立命館大学 教養ゼミナール 教養教育の新しい学び方 教養ゼミナールトップ 立命館大学 教養教育センター 2011年度以前入学生教養教育科目紹介 2012年度以降入学生教養科目紹介
前期開講クラス(BKCキャンパス)
 
2013年 前期開講クラス(BKCキャンパス)
 
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テーマ ソーシャルビジネス・デザインの実践
氏名(所属) 川中 大輔(共通教育推進機構 講師)
専門 社会デザイン学、NPO/NGO論、ソーシャルビジネス、シティズンシップ教育論
趣味 映画鑑賞
座右の銘 仕事とは世界に対する愛である。
自己紹介 高校時代に参加した野外教育のボランティアを皮切りに、学生時代は教育・環境・まちづくりの活動に参加しました。事業型NPOの経営にも携わった経験をもとに、社会問題の解決に取り組む市民活動を支援するNPOを起業し、2012年度から本学に赴任しました。私たちが望む未来をどう自らの手で引き寄せていくか、実践の中で考えています。
 
ゼミの内容
私たちの暮らす社会は、幸せな社会でしょうか。善い社会でしょうか。日本は世界に先駆けて超高齢社会を迎え、人口減少社会にも突入し、「課題先進国」となりました。また、世界的にも環境問題や格差社会など数多くの社会問題が私たちの前に示されています。本ゼミでは、こうした社会問題をビジネス手法を用いて解決する「ソーシャルビジネス」のプランを実際にデザインし、社会変革の担い手としての一歩を歩みだすことを目指します。
 
授業の進め方
問題意識を同じくする学生とグループとなり、解決に取り組む社会課題の実態に係る調査や、ビジネスモデルデザインのためのグループワークに取り組んでもらいます。
 
到達目標(学生へのメッセージ等)
社会を変えていくには、「思い」だけではなく「チカラ」が必要です。そのチカラを鍛えるため、次の3つを本ゼミの到達目標とします。
(1)ソーシャルビジネスのデザイン手法を理解し、実践的な事業計画が書けるようになる
(2)現代社会に対する自らの問題意識が明確になる。
(3)他者との協同により、複眼的に物事を捉えることの重要性が理解できるようになる。
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テーマ 里山の環境と文化
氏名(所属) 田中 力(経営学部 教授)
専門
自己紹介
 
ゼミの内容
新キャンパスOICを緑あふれる環境にしようというプロジェクト(仮称「千古のみどりPJ」)のなかに、新名神高速道路工事により消えていく里山(茨木市北部「千堤寺」共有林)の希少植物をOICに移植して、キャンパス内に「里山」環境を再現しようというものがある。本ゼミは、「里山」の歴史、環境、文化をまなび、実際に山に入って、植物採集や間伐作業を体験しながら、キャンパス緑化の実際にかかわっていこうとするものである。
 
授業の進め方
第1回-第3回「里山とは何か。」
第4回-第5回「里山の樹木と植物」
第6回-第10回「里山の管理と維持」
第11回-第14回「里山と生活文化」
第15回「ゼミのまとめ」の予定。
 
到達目標(学生へのメッセージ等)
来れ、山ガール&山ボーイ!
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テーマ 南草津のまちづくりと通学交通の改善
氏名(所属) 土居 靖範(経営学部 特別任用教授)
専門 交通政策論
趣味 多彩
座右の銘 常に準備せよ
 
ゼミの内容
 立命館大学のBKCキャンパスが滋賀県南草津地域に立地して既に17年になるが、通学交通面で抱える問題は解決されずに今日に到っている。すべてのひとと環境に優しいまちづくりを交通面でどう行うかを実践的に考えるのがこのゼミである。具体的にはBKCキャンパスが立地する南草津地域の交通をどのように変えるか、ワークショップ方式で提案してもらう。そのため欧米の大学都市の交通とまちづくりの現状、LRT(新型路面電車)やカーシェアリング、公共レンタルサイクルシステムのヨーロッパの動向等を講義の中でまなびつつ、まちをウォッチングし、サステイナブル・コミュニティづくりの実現に向けて交通をどのようにしていくかを具体的に考えプレゼンテーションしてもらう。
 
授業の進め方
 第1部として交通まちづくりの状況がどうなっているかを講義やウォッチングで点検し、問題意識を持ってもらう。第2部では交通改善やまちづくりの先行ケースをゲストスピーカーの授業で補完する。
 第3部は、班に分かれて改善アイデアをブレーン・ストーミング(BS)で出し、KJ法を使って整理・プレゼンテーションしてもらう。
・「自転車を草津市の交通の主人公として活用するための積極的提案」
・「自転車の走行や違法駐輪問題の改善策を考える」
・「現行の近江鉄道バスの問題点と改善策を考える」
・「まちづくり会社を作って、『BKCにLRTを導入する』、『公共レンタサイクルシステムを作る』、『カーシェアリングシステムを作る』」
 
到達目標(学生へのメッセージ等)
 ワークショップ方式を取り入れて、チーム編成をしたウォッチング作業と発表を進めるが、獲得目標は3点ある。
第1に、参加学生諸君が現実のBKCキャンパスの交通の問題点をどう認識しているか、毎日の通学状況から掘り起こすことで、交通を考える視点を具体的に養う。
第2のステップでは、ヨーロッパの大学都市における、交通と持続可能なまちづくりの知見を得る。
第3のステップでは、具体的な改善方法・手順をワークショップで事業企画案として作成する。草津市内において『LRT(新型路面電車)』、あるいは『公共レンタサイクルシステム』、あるいは『カーシェアリングシステム』等を具体的に導入する経営企画書の作成作業をおこなう。社会企業家養成の狙いもある。
 ワークショップの中で、問題点を発見する能力と解決する能力を、集団の場でプレゼンテーションし、討議することで切磋琢磨し、総合的に身につけることを獲得目標にしている。
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テーマ 私たちのマニフェスト-社会システムの再構築に向けて-
氏名(所属) 林 堅太郎(産業社会学部 特別任用教授)
専門 現代経済社会論
自己紹介 もとは財政学でしたが、今は現代の経済社会全般、特に北東アジアの研究をしています。 趣味は格別にはありませんが、この間、硬式野球部の部長として、学生諸君と一緒に戦ってきました。ですから「敢えて高すぎるほどの目標をもって、一歩そして一歩、それを実現すること」です。
 
ゼミの内容
東日本大震災と原発事故は日本の防災システムの脆弱性、原発「安全神話」の虚構性を示しました。しかし他にも、資源・エネルギー、食糧問題、山林荒廃や都市・農村問題、情報化・国際化の中での競争環境、就職難や仕事の厳しさ、生活格差、少子高齢化、教育困難や社会保障の問題、さらには財政危機など、日本の社会システムは、その再建のために実に多様な課題をもっています。ゼミでは、こうした複雑で多様な問題を総合的に整理し、その再構築案を検討します。
 
授業の進め方
ゼミ参加者がそれぞれに社会問題を持ち寄り、日本の社会システム全体の中に位置づけ、その再構築の道について、「私たちのマニフェスト」として討論し、作成、提案します。
 
到達目標(学生へのメッセージ等)
皆さんの社会への問題関心を研ぎすまし、全体の中で総合的に位置づける力をつけること、そのために皆さんで討論し、一つの提案にまとめる作業を行うことにあります。
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テーマ 探求・発見ゼミナール
氏名(所属) 安岡 高志(教育開発支援機構 教授)
専門 化学(環境化学)、大学教育
趣味 オーロラ鑑賞です。12回行って、11回見ることができました。
自己紹介 1984年から学生による授業評価を始め、それから大学教育に興味を持ち続けています。化学でも大学教育でも研究の始まりは「何故」からの出発です。ゼミでは、この「何故」を発する訓練を行いたいと思っています。
 
ゼミの内容
自主的な取り組みは自発的な疑問、特に何故を発することから始まります。この授業では主に日常生活において常識、あたりまえ、解りきっていると思っていることに疑問を発する訓練を行うことを目的としています。
授業では一週間のうちに見つけた疑問、課題、発見などを持ち寄り、これを題材に討論を行います。これを行うことにより、世の中は疑問だらけであることに気付くとともに、疑問を発する習慣が身につきます。
 
授業の進め方
一週間の内に見つけた疑問、課題、発見、工夫などを授業の前日午後5時までにwebコースツールのディスカッションのコーナーに投稿してください。これを題材に順次討論を行いますので、自分の投稿材料および受講仲間の題材に対しては自分の知識や経験を基に積極的に意見を述べてください。したがって、授業中の80%以上は学生同士の討論です。
 
到達目標(学生へのメッセージ等)
考える習慣が身に付き、無意識のうちに何故だろう、法則が潜んでいないか、課題を解決する方法はないのかなどと考えながら生活するようになることです。
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テーマ 社会を変えるには?:市民から働きかける、国境を越えた公共
氏名(所属) 桑名 恵(共通教育推進機構 准教授)
専門 NGO/NPO論、開発社会学、人道支援論
趣味 自然に囲まれること。(アロマの癒しにはまっています。)
座右の銘 一期一会
自己紹介 政府や既存の社会機能が麻痺している海外の紛争や自然災害にかかわる緊急、復興支援の現場にNGO職員として長年関わってきました。二人の子どもを出産してから、人と人との縁の大切さ、ありがたさを感じる毎日です。
 
ゼミの内容
災害、貧困、環境、食糧危機、紛争など、グローバルな社会的課題が深刻となる中、国家を超えた公共を考慮した社会変革が必要とされています。社会の諸問題への社会変革を促せるのは、国家や国際機関だけではなく、NGO/NPOの役割や、市民社会による働きかけが近年重要になっています。このゼミでは、国際協力にかかわるケーススタディを通じて非国家アクターへの公共政策へのかかわりの成果と課題をグループワークで学びつつ、最終的には受講生自らが身近な社会問題を設定し、市民として対応しうる問題解決のアクションプランを提案することを目指します。
 
授業の進め方
前半の9回は、レクチャー、ケーススタディで投げかけられる「問い」に関して考えを深めるグループワークを中心に授業を進めます。後半の5回は、受講生自らが働きかけたい社会課題を設定し(国内の社会問題でも可)、社会問題解決に向けた企画書の発表を行い、クラス全体で討議します。  
 
到達目標(学生へのメッセージ等)
@国際公共政策に求められる社会システム、アクターの役割(特にNGO/NPO3、市民社会の役割)の変化を、現場の活動に学びながら理解する。
A国際公共政策におけるNGO/NPO、市民社会の役割と今後の課題を、ケーススタディを通じて分析する。
B民間セクター(企業、市民・NGO/NPO)による社会問題解決の方法を、ケーススタディ、グループワークや企画書の作成通じて学び、自らの提案力、行動力を持つ。
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このページに関するお問い合わせは、立命館大学 教養教育センター(事務局:共通教育課)まで  TEL(075)465-8472
最終更新日時 : 09/25/2008