立命館大学 教養ゼミナール 教養教育の新しい学び方 教養ゼミナールトップ 立命館大学 教養教育センター 2011年度以前入学生教養教育科目紹介 2012年度以降入学生教養科目紹介
前期開講クラス(衣笠キャンパス)
 
2013年度 前期開講クラス(衣笠キャンパス)
 
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テーマ ジェンダー・アプローチの可能性
氏名(所属) 池内 靖子 (産業社会学部 特別任用教授)
専門 演劇論、ジェンダー論
趣味 演劇、映画鑑賞
座右の銘 放てば手に満てり、語れば口に満つ
 
ゼミの内容
最近のジェンダー論では、2元論的な異性愛主義の性規範に基づくジェンダー・アイデンティティ が問い直されつつある。こうした新しいジェンダーの視点から私たちを取り巻く社会をとらえ直し、個人の多様なあり方を尊重する、より多様で開放的な人間関係と社会を展望する。
 
授業の進め方
一般教育の大講義とは違い、少人数のゼミナールで、ゼミ生一人一人が自分の関心にそって問いを立て、関連する事例の資料やデータを調査し、結果をまとめて報告をする。グループ・プレゼンテーションとディスカッションを行う。
 
到達目標(学生へのメッセージ等)
*日常的な生活から男女間の不平等や差別の問題を考える。
*性別役割分業や、家族、母性などの歴史的性格について考察し、説明できる。
*男女2元論の枠組みや性規範、それに基づく制度や法の現状を把握し、性の多様性、各個人の違いを尊重する社会を展望する。
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テーマ ことばの世界
氏名(所属) 久津内 一雄(産業社会学部 教授)
専門 演劇論、ジェンダー論
趣味 音楽鑑賞
座右の銘 終わりよければすべてよし
 
ゼミの内容
19世紀までは哲学の一辺境にすぎなかった言語の問題が、今日では第一哲学(=存在論)の中心に据えられている、と言っても決して過言ではない。哲学にこの言語論的転回という革命をもたらす衝撃となった思想をひとことで言い表せば、言語はその外にある対象や意味を指示する記号ではない、ということである。意味は言語のうちにしかなくて、対象もその言語が生み出す世界なのだ、人間の世界は言語によって生成化され、人間は言語の外部に立つことはできないのだ、という思想である。
 ソシュールに始まる近現代言語学の核心というのは、言語活動やその機能に潜む現前(=現前させるもの)と不在=欠如(=不在のもの、今ここにない欠けているもの)とのアンヒ゛ウ゛ァレントな関係の発見であり、その記述である。現前と不在=欠如のアンヒ゛ウ゛ァレントな関係から生ずるランカ゛―シ゛ュ(=言語活動)とランク゛(=言語)との関係は、ランク゛(=言語)は社会的産物としての制度であり、言語現象を生み出す現前(=現前させるもの)、すなわち、必然性としての機能と均質性としての属性を有するものである。一方、ランカ゛ーシ゛ュ(=言語活動)は能力、可能性であり、不在=欠如(=不在のもの、今ここにない欠けているもの)であって、偶然性としての機能と不均質性としての属性を有するものである。
 ランク゛が、テロス「到達点」に至ったエネルケ゛イア「現実態」=エンテレケイア「完成態」、現前(=現前させるもの)、必然性、均質性であるとすれば、ランカ゛ーシ゛ュは、エネルケ゛イア「現実態」へと向かう生成化の途上にあるテ゛ュナミス「可能態」=可能性、不在=欠如(=不在のもの、今ここにない欠けているもの)、偶然性、不均質性である。ところが、現前と不在=欠如とのアンヒ゛ウ゛ァレントな関係から生ずるランカ゛ーシ゛ュ(=言語活動)とランク゛(=言語)との関係や、シニフィエ(=記号内容)とシニフィアン(=記号表現)との関係は、二項対立のような観を呈するほどの緊張感を伴ってくるのである。
 
授業の進め方
具体的には、久津内一雄『ことばの世界』をテキストにして、班単位で報告し合い、それに基づいて、議論を深めていきたいと考えている。 
 
到達目標(学生へのメッセージ等)
言語論の枠組みから人間の身体=欲望論、さらに言語ゲーム論の広がりを探っていきたい。学生諸君にはことばをめぐる現象面のみならず、言語思想としての理論的背景を視野に入れてもらいたい。  
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テーマ/Theme Seminar on International Trade and Business
氏名(所属)/Name(Faculties and Departments) BHANDARI SURENDRA RAJ(国際関係学部 准教授/Faculty or International Relations)
専門(Research Field) International Trade, International Business, International Law, Legal Theory, and Peace Building in Nepal.
自己紹介(Self-introduction) My name is Surendra Bhandari. During weekends, I love to go to Library, read books especially related to philosophy, economics, and trade, and keep researching on the issues of my research field.
 
ゼミの内容
The seminar course on international trade and business is important for a number of reasons. First, international trade and business is the propelling force of globalization. Second, it is one of the key components of international relations and cooperation. Third, it is one of the important engines of growth, development, and employment. Fourth, it is the driving force behind the spectacular progress in the fields of technology, communication, and human resources development. The case of Asia is at the forefront. With its 27 percent of global GDP, Asia is moving towards achieving 51 percent of global GDP by 2050; especially led by Japan, China, India, Indonesia, Korea, Malaysia, and Thailand.

 
授業の進め方
This course is taught in a seminar style to help students to organize, participate, chair sessions, play a role of discussants, and present papers in the seminar class. Along with developing skills on seminar, students will also be able to know about the important issues of international trade and business. 
 
到達目標(学生へのメッセージ等)
Students are required to participate in class regularly and involve in the Seminar activities. There will be no exam but each student is required to prepare and present a paper. The instructor will guide the students to prepare and present papers.
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テーマ 今世紀の出来事を、20世紀を通じで考えてみよう 
氏名(所属) 堀  雅晴(法学部 教授)
専門 行政学・現代日本政治論
趣味 本や映画・TV・ドキュメンタリー
座右の銘 「自分の先生は、自分自身だ」
 
ゼミの内容
シラバスをご覧ください。ドキュメンタリー映像を見ながら、それに触発されて、各自の知的興味・関心を、ご自身で開発させていただきたいと思います。なお、シラバスに記載した以外のドキュメンタリーで、最近話題となった「日本人は、何を考えてきたのか」も、各時代のものを見る際に、加えますので、そのつもりにしておいてください。
 
授業の進め方
@ビデオを視聴する。A各自、何が気になったのか、また何が視角から落とされているのかを指摘しあう。B21世紀の現代につながっていく問題なのか、どうなのかを検討する。C当時の時代的背景で、予習・復習の時間を使って、図書館で、何を調べて、次回に、レジュメを配布して、クラスで発表すればいいのかを明確にする。以上のことを、前半したところで、「前半のまとめ」を、そして後半の部分は、最終回を終えて、「まとめのレポート」をシラバスの指示通りに提出していただきます。
 
到達目標(学生へのメッセージ等)
シラバスをご覧ください。
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テーマ 現代金融の基礎知識 
氏名(所属) 森 利博(経営管理研究科 教授)
専門 金融資産の証券化、債権投資戦略
趣味 旅行・街歩き、オーディオ、DIY、幕末研究、ゴルフ
座右の銘 頻繁に変わりますが、今はNever say never で、意味は「何が起こるか分からない」
 
ゼミの内容
新聞の経済・金融欄を読むと、ボルカールール、ヘッジファンド、ソブリンリスクなどの日常生活ではあまり耳慣れない用語が多く現れる。更に、CDS、CDO、GSEなどの英語の省略形に至ってはまったくお手上げという人も多いかと思う。このゼミでは現代の金融時事問題を理解するための基礎知識の習得を目指す。単にこれらの金融関連用語の意味を知るだけでなく、その背後にある世界金融の大きな潮流の変化についても理解を深めたい。
 
授業の進め方
金融に関する基本的なテーマについて教師が説明し、次いでそれらを取り上げた新聞記事などに関して教師が予め用意した質問について学生が考え、ディスカッションする。
 
到達目標(学生へのメッセージ等)
日経新聞などに掲載された金融記事の内容を理解し、それに関して学生が自分の意見が言えるようになること。
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テーマ キャリアに活かす人間関係論
氏名(所属) 中川 洋子(共通教育推進機構 教授)
専門 キャリア論、組織行動論
趣味 舞台観劇、散歩
座右の銘 温故知新
 
ゼミの内容
本ゼミは、「MBTI」(詳細はシラバス参照)というプログラムを用い、自己理解や他者理解を深めるプロセスを通して、自分の強みや自分らしさ、人間関係で起こりやすい誤解や行き違いについて洞察する力を身に付けることを目的としている。
 
授業の進め方
前半は、MBTIプログラムに沿った理論的枠組みの解説や自己理解・他者理解のためのエクササイズやグループワークを行う。後半は、「人の心のあり方の多様性」を、キャリア領域における実場面でいかに活用するか、グループでディスカッションしプレゼンテーションを行う。これにより、ゼミ全体で知識や情報の共有化を進める。
 
到達目標(学生へのメッセージ等)
多様な学部・回生が集う教養ゼミで、人間関係において起こり得そうな問題とその解決方法について議論することは、チームビルディングやリーダーシップスタイルについて、実践的に学ぶ有益な機会となるでしょう。
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テーマ 社会を動かし、時代を拓くホスピタリティ研究
氏名(所属) 山路 顕 (共通教育推進機構 教授)
専門 航空産業論 ホスピタリティ論
自己紹介 国際航空の戦略提携という分野に長く係ってきました。国境を越え、異文化が交流し世界を動かしてゆく戦略提携の醍醐味を伝えていきたい。アンチーク巡りが趣味です。
座右の銘 「信はたて糸 愛はよこ糸 織り成せ人の世を美しく」(岡崎嘉平太)
 
ゼミの内容
サービス産業の分野で流行語の様に多用されるホスピタリティという言葉。賞味期限のついた商業用語で終わらせていいのだろうか。国境という考え方や文化を超え営まれる航空やツーリズムの分野から、ホスピタリティが社会を動かし時代を拓くパラダイムであることを突き止める。
 
授業の進め方
個人の研究テーマ、グループの発表テーマを決め、ディスカッション、フィールドワーク、実業人の講話を取り込み進める。
 
到達目標(学生へのメッセージ等)
・ホスピタリティの実像を体得し、発信する力をつける。
・世界を舞台にする、柔軟な思考と人間的な信念を持った人の”発信基地”にしたい。
・固定観念や思い込みを自然体で乗り越える心の自由さと寛容さ、静かな熱い情熱を持つ学徒の来たらんことを!
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このページに関するお問い合わせは、立命館大学 教養教育センター(事務局:共通教育課)まで  TEL(075)465-8472
最終更新日時 : 09/25/2008