ニュース

最新のニュース

news|mirai|

2024年度からのみらいゼミについて

 教養教育センターでは、2021年度後半期より、「三菱みらい育成財団の助成」を受けて、
正課科目での学びから芽生えた関心事について継続的に学習する学生提案型のゼミ「みらいゼミ」を展開してきました。

 財団からの助成は2023年度末までであり、みらいゼミのHPにも「2023年度末までの取り組みである」ことを、明記をしておりました。しかしながら、2024年度から、改めて教養教育センターの取り組みとして位置づけ、新しい「みらいゼミ」を展開することといたしました。
 
 新「みらいゼミ」の制度詳細については、4月上中旬までを目標に、「新規ゼミ募集説明会」を実施しようと事務局にて計画を進めています。
財団からの助成を受けていた時とは異なり、制度自体に変更が生じます。その点はあらかじめご承知おきください。以上、よろしくお願いいたします。

立命館大学 教養教育センター みらいゼミ事務局

続きを読む

report|mirai|

みらいゼミ関連企画『流されるままに選択していない?その選択、ダイジョウブ?』開催レポート

 立命館大学教養教育センターでは、みらいゼミ関連企画として「学生ウェビナープロジェクト」を立ち上げ、有志の学生たちと協働し、ウェビナーを実施しました。企画運営に携わった2人の学生による、開催レポートをぜひお読みください。(みらいゼミ事務局)

***

 私たちは、6月29日、みらいゼミ関連企画『流されるままに選択していない? その選択、ダイジョウブ?』を開催しました(開催案内はこちら)。

みらいゼミ_20230629関連企画_サムネイル

 本企画は「Z世代」「ファッション」「SNS」の3つをキーワードに、私たちが日々行っている選択について考える機会として企画しました。

 出発点は、SNSやインターネットの発達により私たちの生活は豊かになった反面、日々の選択の多くがそれらに左右されているのではないか、といった問題意識でした。特に、何かを「買う」という行為においては、商品の実際の価値を深く考えることなく購入したり、あるいは必要以上に購入したりしてはいないか、という議論に至りました。しかしそれと同時に、「個人がどこまで考え、また何を基準に選択するべきなのか」について疑問が残りました。
 これらに対する明確な答えはないとしても、疑問を抱くこと自体が行動を変えるきっかけになるのではないか、そして私たちと同じ世代にもこのような問題意識を持って行動してもらえたらと考え、今回の企画を立ち上げました。

 今回の企画では、最初にゲストの3名のみなさんに、1人10分程度の時間で自己紹介を兼ねた専門分野に関してお話しいただいた後、事前に設定した3つの議題(「プチプラファッションは買ってはいけないのか」「SNSの情報に惑わされないためには」「(以上2つの議題を踏まえて、)個人の欲望と社会的責任のバランスの取り方」)を軸に日々の選択についてのヒントを探りました。

 飯田豊先生からは主にSNSを始めとするメディアについてのお話をしていただきました。特に印象的だったのは、アルゴリズムによるレコメンド機能について、そのデメリットに対しては経験的に回避していることが多いというお話でした。その一方で、そもそも当事者意識を持っていないトピックに関しては情報として入って来ず、問題があることを認識しづらいことも注視されました。また、ファッションに関して言えば、インターネット上の情報だけでは消費者が見えない形での弊害も存在することや、買う/買わないに限った議論ではないこともお話いただきました。
みらいゼミ_20230629関連企画_写真2

 藤嶋陽子先生は、「プチプラファッションやファストファッションは様々な問題を抱えていることは確か」だとしながらも、「色々なものを試すことができたり、自分の力で好きなものを買うことができたりという面もある」と、短所ばかりではないことを指摘されました。環境問題や労働問題との関連を取り上げられることが多いファッション業界ですが、その歴史を辿っていくと、そもそも自由に洋服を買えること自体が人類の文明によってもたらされた恩恵であるというお話にも繋がりました。
みらいゼミ_20230629関連企画_写真3

 竹田ダニエルさんからは、日本とアメリカを比較しながら、特にZ世代当事者が抱える矛盾についてお話いただきました。人によって様々な立場があることを前提に置きつつも、「No ethical consumption under capitalism(資本主義の下ではエシカルな消費はあり得ない)」という言葉、そしてインフルエンサーの爆買いやそれによって過剰消費を促すことが問題であるといった点を指摘されました。しかし、ファッションの抱える問題を解決するために、ファスト/プチプラファッションなどを断固として買わないのではなく、矛盾を抱えながらも消費者としての影響力を自覚するなど、柔軟な選択肢を考えることができるお話でした。
みらいゼミ_20230629関連企画_写真1

 本企画の参加理由には「ファッションに関する問題は知っているが、どうすれば良いか分からない」といったものが多く見られました。今回の企画を通して、決して答えは1つではなく、様々な選択肢や立場があるということ、そしてそのような問題意識をまずは周りと共有してみることも選択肢の1つであることを知る機会になっていればと思います。

 また、答えが一つではないからこそ、時には矛盾を抱えることがあっても、日々の選択と社会、そして自分自身との繋がりについて考えてみることに意義があるのではないでしょうか。

 そして、本企画で取り扱った問題以外にも、私たちは常に複雑に絡み合った問題の中に取り囲まれています。しかし複雑だからと考えることを諦めるのではなく、自身の選択が与える社会への影響力を自覚し、柔軟な選択肢を検討し続けていきたいです。より健全で持続可能な未来を築くために、行動し、考え続けなくては、と思います。世の中は「正しい・正しくない」の二元論では成立していないからこそ「より良くしたいと思い、行動すること」「自分自身の感じる心地良さの加減を尊重すること」も重要であると感じます。
みらいゼミ_20230629関連企画_写真4

<参加者の皆さんから寄せられた感想>
  • ファッションとSNSの依存関係を感じたし、日本人が他人の目を意識しすぎていることも改めて感じた。自分自身もインフルエンサーや広告から情報を得ていることも多いので、もっと選択に対する責任を持って参考にしようと思ったし、日本の情報リテラシーの教育発達の重要性を感じた。
  • 社会的責任と個人の欲求のバランスについて、正しい正しくないとわけることはできないからこそ、考え続ける姿勢は重要だと感じました。
  • 正解を求められる中で自分が心地よいものを選んでいくという意識を持つことは自分が好きなものを選んでいく中でも自分の感性を見失わないためにも必要だと感じました。
文責:文学部4回生   山口詩央里、経済学部3回生  城あこ

***

 教養教育センターでは、2023年度第4クォーター(活動期間:2024年1月31日~3月27日)で活動するゼミを募集中です(締切:2024年1月9日)。じっくり考えたいテーマがある人、ぜひエントリーしてください。詳しくはこちらをご覧ください。

続きを読む

event|mirai|

[学内限定] みらいゼミサマーセッション「宇野常寛先生と観光しない京都2023夏」

みらいゼミ_2023サマーセッション_サムネイル


立命館大学教養教育センターは、2022年3月に続き、本学の卒業生である宇野常寛さんをゲストに招いた特別セッションを実施します。前回は宇野さんが編集長を務める雑誌「モノノメ」において災害復興を特集した創刊号の読書会と、東日本大震災の発災から11年の前日にオンライントーク(宮城県気仙沼市で対面開催)でした。今回は、同じく「モノノメ」第2号の特集記事から「観光しない京都」に焦点を当てます。

具体的には、コロナ禍も一定の収束を迎えた今、特集記事の内容を読み解きつつ、実際に宇野さんと共に京都を歩きます。1泊2日での読み解きの中で、京都というまちの「光を観る」だけでなく、日常の暮らしの魅力や価値について迫る機会となることを願っています。

なお、雑誌『モノノメ』は、「速すぎる情報の消費速度に抗って、少し立ち止まって、ゆっくりと情報を咀嚼して消化できるインターネットの使い方」を模索することを狙って刊行されました。本企画を通じて、「観光公害」という指摘が重ねられる中、京都の今を見つめ直す知識と認識を深めたい皆さんの参加をお待ちしています。

◆開催日時:2023年9月12日(火)10:00集合・9月13日(水)17:00解散
*1泊2日でのワークショップ型のまち歩き企画です。

◆場所: 立命館大学衣笠キャンパス、ほか。(宿泊:宇多野ユースホステル)

◆開催方法:対面のみ、カメラ(スマートフォン等でも可)を持参
  ※宇多野ユースホステル(京都市右京区)での宿泊を前提
   事情により宿泊不可能な場合は事前相談の上で参加申込み

◆参加対象者:立命館大学学生(大学院生含む)、立命館大学附属高校生徒

◆参加費:宿泊代はみらいゼミより一部補助します(1000円程度の自己負担を予定)その他、食費と京都市内交通費は自己負担です。

◆全体進行:山口洋典教授(立命館大学共通教育推進機構)

◆ゲスト: 宇野常寛さん(作家・批評家・雑誌『モノノメ』編集長)
批評家。1978年青森県生まれ。立命館大学文学部卒業。2005年にインディーズで批評誌『PLANETS』を創刊、同誌を足がかりに活動の場を拡大し、2008年7月にデビュー作『ゼロ年代の想像力』(早川書房)を上梓。
近年は「遅いインターネット」(幻冬舎、2020年)において、現代のソーシャルメディア上のコミュニケーションは人間を思考停止に導くものであると批判し、「検索では届かない」というコンセプトのもとで2021年10月に新雑誌『モノノメ』を創刊、東日本大震災10年に行ったインタビュー等を収める。その他にも代表作に『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎、2011年)、『母性のディストピア』(集英社、2017年)など。
著述の他、個人の発信ノウハウの共有を目的したワークショップ「PLANETS School」の他、2011年4月から7月には東京大学教養学部で自治会自主ゼミ「現代文化論」を担当するなど、多様な学びの場づくりにも造詣が深い。また、NHK「ニッポンのジレンマ」や日本テレビ「スッキリ」への出演など、活動の幅も広い。

◆使用言語:日本語

◆定員: 16名(先着順)

★★★まち歩きに先駆けて、雑誌「モノノメ」読書会も開催!★★★
日時:2023年8月1日(火)13:30~16:30
場所:キャンパスプラザ京都(京都駅前)第6講習室
進行:山口洋典教授(立命館大学共通教育推進機構)
*読書会のみの参加も歓迎です。

◆申し込みフォーム
・立命館大学学生(大学院生含む)はこちら
・立命館学園付属高校生徒はこちら

◆申し込み締め切り
・まち歩き 8月3日
・読書会 7月20日 → 7月24日正午まで延長します!
※両方参加希望の方は、7月 20日 24日正午までにお申し込みください。

◆主催:立命館大学教養教育センター

続きを読む

news|mirai|

2023年度みらいゼミ募集スケジュールについて

わたしたちの学ぶ場を
自由にデザインする  
「みらいゼミ」

自分のこと、社会のこと、
ひそかにあれこれ考えているあなた。
あなたの“もやもや”をシェアできるひと
(学生や専門家)を見つけて、
一緒に考えて学んでいく場を作りませんか?

みらいゼミで大切にしたいのは、
他者との対話を重ねて、わたしたちの未来を
拓く言葉を探していくこと。

まずは8週間。
気軽に真面目にやってみましょう!

▶こんなことありませんか?
 Twitterで流れてきた社会問題、気になるなぁ。
 授業で知ったことをさらに深く考えたい。
 一人で学ぶのはしんどいな。誰かと一緒に学びたい。
 この先生の話を聞いてみたい!
 この本の読書会をやってみたい。

▶みらいゼミ立ち上げ・活動の流れ
 ①ゼミの応募(ざくっとした内容でOK)
 ②事務局との面談を経て、ゼミ計画を固める
 ③メンバーやメンター探し(事務局のサポートあり)
 ④8週間のゼミをスタート!
 ⑤報告会で他のゼミとも成果をシェア

▶ゼミを立ち上げられるひと
 立命館大学 学生
 立命館高校、立命館守山高校、立命館宇治高校、立命館慶祥高校 生徒

▶ゼミに参加できるひと
 立命館大学 学生
 立命館アジア太平洋大学 学生
 立命館高校、立命館守山高校、立命館宇治高校、立命館慶祥高校 生徒

▶2023年度みらいゼミ募集・活動スケジュール
みらいゼミ募集スケジュール

※各クォーターの上段日程は、メンバーやメンターが見つかっておらず、一人でエントリーする場合を想定しています。下段日程は、前クォーターからの継続ゼミなど、メンバーがある程度見つかっているゼミやメンターが決まっているゼミを想定しています。

※応募は、こちらのページ冒頭のフォームからお願いします。

 

続きを読む

event|mirai|

7/12 みらいゼミ関連企画「気になるテーマを深めよう!自分らしい関わり方を考えるワークショップ」

みらいゼミ_20230712関連企画ワークショップ_サムネイル


みらいゼミ関連企画
気になるテーマを深めよう!自分らしい関わり方を考えるワークショップ

誰かに聞いてみたい、話してみたい、より踏み込んで知りたいと思うこと、ありませんか?
そんな、あなた自身の気になるテーマを深め、自分らしい関わり方を考えるワークショップを行います。

ワークショップでは、「今自分が気になるテーマ」を5つ以上持ち寄り、
なぜそれが気になったのか?その時、周囲はどんな状況だったのか?などを深掘りながら、
より自分らしくそのテーマと関わる形を見つけていくワークを行います。

皆さんと一緒に考えるのは、大学卒業後も学び続けている社会人やみらいゼミ経験者の学生たちです。
彼らの体験もシェアしてもらいながら、皆さんとの対話を通じて深めていきたいと思います。

この夏、やってみようかな、と思うことが見つかるかもしれません。
ぜひ気軽に参加してください♪

※本企画では、安心・安全な空間で聴き合うことをめざします。参加者の発言はこの場限りとし、口外はしないことをルールにします。アバターでの参加もOKです。

◆日時:2023年7月12日(水)18:30~20:00
◆開催方法:Zoomミーティングルームでのオンライン開催
◆ファシリテーター:深澤まどか(シブヤ大学理事/みらいゼミ事務局スタッフ)
 対話の相手:みらいゼミに参加した学生、学び続けている若手社会人のみなさん

◆対象: 立命館大学学生、立命館学園附属高校生徒
◆定員: 20名程度
◆使用言語:日本語

◆申込フォームはこちら
※参加にあたっての"宿題”:「誰かに聞いてみたい、話してみたい、より踏み込んで知りたいと思ったこと」を5つ以上考えてきてください。

◆主催:教養教育センター

続きを読む

event|mirai|

6/29 みらいゼミ関連企画『流されるままに選択していない? その選択、ダイジョウブ?』

みらいゼミ関連企画
『流されるままに選択していない? その選択、ダイジョウブ?』
#違和感を感じている人と繋がりたい
#SNSと繋がりっぱなしのZ世代

みらいゼミ_20230629関連企画_サムネイル

「あなたはどんな基準で『選択』していますか?」

人は生きていく上で様々な選択を迫られます。 
その選択は、本当に自分の意志によるものでしょうか。
実は、周りの環境や与えられた情報に影響を受けているかもしれません。

"私たちは、本当に自分の意志だけで何かを選択できているのか。"
この企画は、そんな日々の「選択」についての問題意識から始まりました。
今回は、選択の中でも若者にとって身近な「SNS上での選択」を取り上げます。

Twitter、Instagram、Facebook、YouTube、TikTok…
今では多くのコミュニケーションツールが展開され、SNS上で何かを購入することもありふれたものとなりました。
しかしその反面、SNSの情報に選択を左右されていないでしょうか。

・アルゴリズムによって次々と現れる商品宣伝
・SNSのインフルエンサーによる商品のPR活動
・「いいね」の数だけ商品にも価値があるように見える投稿

これらの現象によって、人々は何かを購入するとき、その商品が持つ実際の価値を見極めることが難しくなっています。
そして必要以上に「購入」という行為を行ってはいないでしょうか。

個人がどこまで考えるべきかといった問いには、明確な答えは存在しないかもしれません。
しかし、この問題に向き合い、自分たちが行動することで変化をつくり出せるのではないかと考えます。

本ウェビナーでは、「SNS」「Z世代」「ファッション」をキーワードに、それぞれの分野で活躍されている方々にお話を伺います。

普段、選択を行う中で、少しでも違和感を持ったことがある・この文章に何だか心当たりがある。
そんな皆さんにぜひ聞いてもらいたい。そして、私たちと一緒に、選択について考えてみませんか?

♦︎ゲスト
   *竹田ダニエル
    Z世代ライター、1997年生まれ、カリフォルニア出身、在住。音楽と社会を結びつける活動を行い、日本と海外のアーティストをつなげるエージェントとしても活躍する。2022年11月には、文芸誌群像での連載をまとめた初の著書『世界と私のA to Z』を刊行。そのほか、現在も多くのメディアで執筆中。
    
   *藤嶋陽子(研究者データベース
 立命館大学産業社会学部准教授、理化学研究所革新知能統合研究センター客員研究員。専門は文化社会学、主に日本のファッション産業史、ファッションとメディアを対象に研究。編著に『クリティカル・ワードファッションスタディーズ』(フィルムアート社、2022年)、共著に『ソーシャルメディア・スタディーズ』(北樹出版、2021年)、『ポスト情報メディア論』(ナカニシヤ出版、2018年)などがある。スペキュラティヴファッションラボラトリSynflux株式会社のCOOも務める。

 立命館大学産業社会学部教授、1979年、広島県福山市生まれ。東京大学工学部機械情報工学科卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。専門はメディア論、メディア技術史、文化社会学。メディアの技術的な成り立ちを踏まえて、これからのあり方を構想することに関心があり、歴史的な分析と実践的な活動の両方に取り組んでいる。

♦︎日時:2023年6月29日(木)18:00〜19:30
♦︎場所・定員:
 ①立命館大学衣笠キャンパス至徳館301会議室・先着30名(立命館大学学生に限る)
      ※会場を変更しました(5/31)
 ②オンライン・定員500名

♦︎対象:大学生・高校生・一般の方
♦︎使用言語:日本語
♦︎情報保障:UDトークによる字幕配信を行います。日本語字幕、あるいは、Google翻訳による他言語字幕が必要な方は申込フォームにてお知らせください。

♦︎申込フォーム(申込締切 6月27日(火)17:00):
 立命館大学学生・院生、立命館学園教職員の方はこちらから
 APU学生・院生、立命館学園の附属校生、校友、一般の方はこちらから

♦︎企画:みらいゼミ学生ウェビナープロジェクトチーム(経済学部3回生+文学部4回生)
♦︎主催:立命館大学教養教育センター

※「みらいゼミ」について:自分の中にある“もやもや”からテーマを立てて一緒に考えるメンバーを集め立ち上げる、学生提案型ゼミ。くわしくはこちら

続きを読む

news|event|mirai|

3/17(金) 2022年度下半期みらいゼミ成果報告会を開催します

みらいゼミ_2022下半期成果報告会_サムネイル

 教養教育センターでは、2021年度より準正課プログラム「学びのコミュニティ・オーガナイジングによる未来共創プログラム~自由に生きるための知性を磨く~」(通称、みらいゼミ)を推進しています。

 みらいゼミは、正課科目での学びから芽生えた関心事について継続的に学習する学生提案型のゼミです。教養科目と同様に学部・回生の異なるメンバーたちが、所属キャンパスも越境し、クオーター(約8週間)を基本とするサイクルでゼミを運営しています。

 この度、2022年度第3クォーター、第4クォーターで活動したみらいゼミの成果報告会を、以下の通り開催することとなりました。
 どなたでも参加可能です。
 みらいゼミに少しでも興味・関心がある方は、ぜひご参加ください。

<2022年度下半期みらいゼミ成果報告会 開催概要>
◆開催日時:2023年3月17日(金)18:00~20:00
◆開催方法:Zoomによるオンライン開催
◆内容:
・プログラム概要説明
・みらいゼミ成果報告および参加者との質疑応答
・2023 年度計画の案内
◆参加申込方法: こちらのフォームより参加申込をお願いします。
 (申込締切:3月17日(水) 17:00)
◆主催:立命館大学教養教育センター

*みらいゼミについて詳しくはこちらをご覧ください。
*「みらいゼミ」に対する支援は、三菱みらい育成財団による2021年度助成案件「大学等で行う『21世紀型 教養教育プログラム』」に採択されたことにより可能となりました。(採択プログラム名:学びのコミュニティ・オーガナイジングによる未来共創プログラム~自由に生きるための知性を磨く~)2021年度成果報告動画(8分)もぜひご覧ください。
 

続きを読む

event|mirai|

2/5 みらいゼミ関連企画 “「学ぶ」と「はたらく」の関係〜シブヤ大学のみなさんと考える〜"

みらいゼミ_20230205関連企画_サムネイル


〈2022年度 みらいゼミ関連企画〉
「学ぶ」と「はたらく」の関係 〜シブヤ大学のみなさんと考える〜

25~35歳のはたらく人を対象としたとある調査(※)によると、 はたらくことを通じて幸せを感じている人は、なにかしらの学びに取り組んでいるんだそうです。特に、人を巻き込んだ学び方(自分の関心事を周囲に積極的に伝える、一緒に学ぶ仲間がいる、勉強会などを自ら主催するetc.)や高校・大学時代の学びが、その幸せ感に影響を与えているとのこと。
※パーソル総合研究所・ベネッセ教育総合研究所・中原淳「若年就業者のウェルビーイングと学びに関する定量調査」 https://blog.benesse.ne.jp/bh/ja/news/20220222release.pdf

コロナ禍を経て、オンライン授業・講座も身近になり、パソコンやスマホを用いて一人で学べる機会も増えました。一方で、自分の関心のあることについて、人と一緒に学びたい、周りの人の意見をもっと聞きたい、と思っている人も多いのではないでしょうか。
 
今回、「同じ空間で、誰かとともに学ぶこと」を大切にしてこられた、シブヤ大学のみなさんをお招きし、「学ぶ」と「はたらく」について、一緒に考えたいと思います。

シブヤ大学では、授業をつくる人も、授業に参加する人も、はたらいている20代から30代を中心とした多世代。2006年の開校以来、開催した授業は1,400講座以上、参加者はこれまでに36,000人以上にのぼります。

〈シブヤ大学 授業例〉
・デザインの楽しみ 〜編集とアイデアで探る、デザインそれ以前〜
・超参加型読書会アクティブ・ブック・ダイアローグで読む『人新世の「資本論」』
・ミツバチの世界に学ぶ自然との共生

シブヤ大学の授業はどんなふうにして生まれるのか、授業づくりや授業への参加が日々の生活や仕事面にどんな変化をもたらしているのか、たくさんの事例を知っているスタッフの深澤さんから話してもらいます。また、シブヤ大学に関わっている社会人のみなさんとの交流や、授業づくりのワークも行います。

「学ぶ」と「はたらく」の関係が気になる方、ぜひ気軽に参加してください!

◆日時:2023年2月5日(日)14:00~16:00

◆場所:①対面会場(衣笠キャンパス啓明館3階KM304教室)
    ②Zoomによるオンライン参加

◆話題提供:シブヤ大学事務局スタッフ 深澤まどかさん、シブヤ大学に参加している2名の社会人の方

*「特定非営利活動法人シブヤ大学」について
「自分の意志に基づいた選択や行動が社会に影響を与えることができると信じて大きく考え小さく行動する人にとっての学び場をつくる。」というミッションを掲げ、まちのあらゆる場所を教室に、多様な授業を開催している。シブヤ大学への参加者は社会人が多く、授業づくりも社会人のボランティアによる。また、コンセプトを共有する各地のプラットフォームの誕生とネットワーク形成にも貢献している。https://www.shibuya-univ.net/ 

◆対象: 大学生、高校生、一般の方

◆定員: 対面20名(立命館学園関係者に限る)、オンライン50名
※先着順。定員に達し次第、申込を締め切ります。

◆使用言語:日本語

◆情報保障:UDトークによる字幕配信を行います。日本語字幕、あるいは、Google翻訳による他言語字幕が必要な方は申込フォームにてお知らせください。

◆申込フォーム(申込締切:2月4日正午 ※延長しました!)
・立命館大学学生・院生、立命館学園教職員の方はこちらから
・上記以外の方はこちらから
※参加にあたってのお願い:これは誰かに聞いてみたい、話してみたいと思ったことや、自分がより踏み込んで知りたいと思ったことを、5個以上メモしてきてください。

◆主催:教養教育センター

続きを読む

report|mirai|

2022年度みらいゼミ関連企画 「もやもやを語る会」を開催しました

 2022年12月7日、みらいゼミ関連企画「もやもやを語る会」を開催しました。

 本ワークショップは、みらいゼミのコンセプトである「もやもや」からスタートする学びの場づくりの一歩手前の「もやもや」を言葉にする機会があったらよいのではないか、という事務局の想いのもと開催されました。オンラインでの開催でもあり参加者の心理的安全に配慮した形で参加者4名とともに1時間半たっぷりとみなさんと「もやもや」としていることを語り合いました。

 共通項は立命館大学の学生であるというだけ。それぞれ呼ばれたい名前で自己紹介をしたあと、どんな話がされたかについては、参加者との最初の取り決めで「この場以外では口外しない」ということになっているので割愛しますが、それぞれが普段感じていることを出し合いながら、聴きあいながらの時間となりました。

 参加後のアンケートからは、もやもやを語れたかどうかについて、参加したみなさんはおおむね語れたと感じられたようです。また、もやもやしたものを語るには何が必要かという問いかけには、「聴いてくれる人の存在」「安心安全な場の設定」の必要性があがりました。
 その他、もやもやとしたものを語るには、「誰かのもやもやを聞いていると触発され」たり「勇気とか。解決したいという思い。」の必要性、そして「皆が受け入れてくれる空気」もあると良いと答えてくれました。
 参加した学生からは今後みらいゼミを立ち上げたり、関心のあるものに参加したいとそれぞれ回答がありましたので、今後もこのようなもやもやを語る会を実施していけると良いと感じました。

 最後に、「一緒に考えてくれる人と話すことの楽しさを再認識できた」という学生の声からも、みらいゼミが誰かのもやもやから始まって、仲間とともに考えたり感じていることを話す場として機能していくように事務局としてもサポートしていきたいと思います。

松村幸裕子(共奏学舎 主宰/みらいゼミ事務局スタッフ)



みらいゼミ事務局 松村

続きを読む

news|book|mirai|

『自由に生きるための知性とはなにか――リベラルアーツで未来をひらく』刊行!

 立命館大学教養教育センターは、学生や生徒が授業での学びや自身の経験から芽生えた知的関心から立ち上げる学生提案型ゼミナール「未来共創リベラルアーツ・ゼミ(以下、みらいゼミ)」の副読本として、書籍『自由に生きるための知性とはなにか――リベラルアーツで未来をひらく(晶文社)』を、2022年9月13日に刊行し、全国の書店にて2,420円(本体2,200円)で販売開始いたします。

◆学生らが自らの知的関心から立ち上げる「みらいゼミ」の副読本を刊行
◆自己を解き放ち他者と共に生きるための総合知“リベラルアーツ”を磨く重要性を提言
◆誰もが自分のモヤモヤから問いを立て、他者と議論・対話する学びの場を開く手助けに
みらいゼ副読本表紙帯あり

 立命館大学では、コロナ禍の2020年5月、教養教育センターの主催による、リベラルアーツをテーマとした、立命館創始150年・学園創立120周年記念シンポジウムを開催しました。その後、同年7月より、「SERIESリベラルアーツ:自由に生きるための知性とはなにか」を2か年で計10回開催しました。参加学生からの「もっと深く学びたい」「コロナ禍で他者との関係構築が難しい」という声を受け、2021年秋学期より、三菱みらい育成財団の支援を受けて、新しい教養教育プログラムである、みらいゼミを発足しました。

 みらいゼミは、学生や生徒が学びたいことを自らデザインできる学生提案型ゼミナールです。学生たちが、学部・回生・所属キャンパスを越えて、約8週間を基本とするサイクルで自ら運営します。教養教育センターは伴走役として、活動費の補助、メンバーやアドバイザーのマッチング、社会的発信などを支援しています。約1年で24のゼミが立ち上がり、現在8つのゼミが活動しています(詳しくはこちら)。

 本書籍は、このようなみらいゼミの立ち上げへの手助けとなる副読本として、シンポジウムと「SERIESリベラルアーツ」全10回の内容を掲載しています。25人の専門家たちが、学問領域を越境しつつ「自由に生きるための知性とはなにか」について対話・議論した記録が、みらいゼミにかかわる学生・生徒のみならず、高校生や大学関係者、リベラルアーツに興味関心のある方への学びの手助けになることを期待しています。

◆書籍名 : 自由に生きるための知性とはなにか――リベラルアーツで未来をひらく
◆編 集 : 立命館大学教養教育センター
◆発売日 : 2022年9月13日(火)
◆定 価 : 2,420円(本体2,200円)
◆発 行 : 株式会社晶文社 https://www.shobunsha.co.jp/?p=7251
◆販売場所 : 全国の書店

◆本書の構成
はじめに(立命館大学教養教育センター)

【第1部】シンポジウム(立命館創始150年・学園創立120周年記念シンポジウムより)
01 基調講演 わたしを発見する知――リベラルアーツと当事者研究
(熊谷晋一郎 東京大学先端科学技術研究センター准教授)
02 スピーチ リベラルアーツの現在・過去・未来
02-1 東工大リベラルアーツの挑戦
(上田紀行 東京工業大学副学長・同リベラルアーツ研究教育院教授)
02-2 文系と理系の歴史から考える、リベラルアーツのこれから
(隠岐さや香 東京大学大学院教育学研究科教授)
02-3 アジア発、“未来の共通言語”となる知とは
(山下範久 立命館大学グローバル教養学部教授)
03 パネルディスカッション 「能力主義」を越えるリベラルアーツ
(熊谷晋一郎准教授×上田紀行教授×隠岐さや香教授×山下範久教授/モデレーター:松原洋子 立命館大学副学長・同大学院先端総合学術研究科教授)

【第2部】トークセッション(オンライン企画「SERIESリベラルアーツ」全10回より)
【パート1】社会を生きる
01 差別ってなんだろう?――#BlackLivesMatterを通して考える
(坂下史子 立命館大学文学部教授×南川文里 同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授)
02 なぜ人はあいまいさを嫌うのか――コントロールしたい欲望を解き放つ
(小川さやか 立命館大学大学院先端総合学術研究科教授×美馬達哉 立命館大学大学院先端総合学術研究科教授)
03 わたしの“モヤモヤ”大解剖――わがまま論・つながり論を切り口に
(飯田豊 立命館大学産業社会学部教授×富永京子 立命館大学産業社会学部准教授)

コラム1 〈自由〉な空間で生きる、学ぶということ(瀧本和成 立命館大学文学部教授)

【パート2】人間を考える
04 人間関係のデモクラシー――“家族”から思考する
(柳原恵 立命館大学産業社会学部准教授×横田祐美子 立命館大学衣笠総合研究機構助教)
05 食のミライ――フードシステムとヴェジタリアン運動から考える
(北山晴一 立教大学名誉教授×新山陽子 京都大学名誉教授)
06 わたしの“好き”を見つける――映画と音楽を切り口に
(大﨑智史 立命館大学映像学部講師×小寺未知留 立命館大学文学部准教授)
07 まちあるきのすゝめ――迷える身体に向けて
(加藤政洋 立命館大学文学部教員×原口剛 神戸大学文学部教員)
08 経済乱世を生きる――成長と分配と
(熊澤大輔 立命館大学非常勤講師×田中祐二 立命館大学経済学部名誉教授)

コラム2 自由に生きる知性とはなにか(田中祐二教授)

【パート3】学びを続ける
09 その相談、あの本なら、こう言うね。――本が答える人生相談
(瀧本和成教授×文筆家・ゲーム作家 山本貴光氏×文筆家・編集者 吉川浩満氏)
10 本を読む、ものを書く、編集する――本づくりの現場から
(坂上陽子 文芸誌「文藝」編集長×瀧本和成教授×山本貴光氏×吉川浩満氏)
おわりに(松原洋子副学長)

※みらいゼミについて詳しくはこちらのウェブサイトをご覧ください。
https://www.ritsumei.ac.jp/liberalarts/mirai/

続きを読む

event|mirai|

[立命館大学学生対象] 12/7 みらいゼミ関連企画「もやもやを語る会」

みらいゼミ_20221207関連企画もやもやを語る会_サムネイル

大学の授業を受けている中でふと感じる疑問…
テレビ報道や新聞、ネットニュースを見て、ふと今の生活を振り返ったときに感じる違和感…
友だちや先輩後輩、先生、そして家族と話している中で感じる何か…
それら簡単には言葉にならない、ともすれば感じたことをなかったことにもしかねない日常生活で感じる「もやもや」したもの。

2021年秋から始まった「みらいゼミ」はそういった、学生生活の中で感じる「もやもや」からスタートし自主ゼミを立ち上げ、仲間を見つけ、「もやもや」を探求することができます。
しかし、その「もやもや」を誰かに共有できるほど自分の言葉にはできていない…そう感じている学生のみなさんが結構いるのではないでしょうか。

そこで、普段感じている「もやもや」したものをざっくばらんに語り合う場を開催します。
みなさんが感じていることを安心安全な場*でお話してみませんか?

もしかしたら同じような「もやもや」を持っている人と出会えるかもしれません。

みなさんのご参加お待ちしています。

※本企画では、聴きあうことを前提として進めていきます。参加者の発言はこの場限りとし、本企画以外で公表されることはありません。アバターでの参加もOKです。

●日時:2022年12月7日(水)19:30~21:00

●開催方法:zoomによるオンライン形式

●対象:
・普段感じていることを誰かと話す機会があまりない人
・自分の感じていること考えていることを言語化してみたい人
・だれかの感じていること考えていることを聴いてみたい人

●ファシリテーター:松村幸裕子(共奏学舎 主宰/みらいゼミ事務局スタッフ)
<ファシリテータープロフィール>
1983年京都生まれ。高校生の頃から、京都市ユースサービス協会にて、様々なボランティア活動に参加し、みんなで何かをつくりあげていく「オモロサ」に出会う。大学院在籍中に自らコミュニティースペースを立ち上げたり、高校生のまちづくり活動をサポートする活動などに従事。(特活)暮らしづくりネットワーク北芝にて子ども若者の居場所づくりや社会体験活動づくり、NPOの基幹業務、被災地団体支援に携わった後2019年秋にフリーランスに。評価の視点を取り入れながら、個人・団体支援をおこなっている。

●定員:5名(先着順)

●使用言語:日本語

●参加申込はこちらのフォームからお願いします。
※申込締切:12月6日(火)

●主催:立命館大学教養教育センター

続きを読む

news||

11/30まで 教養科目「メディアと図書館」コラボ企画@衣笠・平井嘉一郎記念図書館

 ただいま、教養科目「メディアと図書館」と立命館大学図書館によるコラボレーション企画「メディアと図書館-記録メディアの歴史から-」が、平井嘉一郎記念図書館で開催中です。
 本科目の科目コーディネーターである川瀬綾子准教授(文学部)の提案により、文字や紙、印刷などの発明がいかに記録メディアを発達させたか具体的な資料を通じて理解できる展示内容となっています。
 ぜひお運びください。

▼展示テーマ:メディアと図書館-記録メディアの歴史から-

▼展示期間:2022年10月3日(月)~11月30日(sui )

▼展示場所:衣笠キャンパス 平井嘉一郎記念図書館1Fギャラリー
*詳しくはこちら

▼企画趣旨
教養科目「メディアと図書館」の講義は、図書館の歴史をたどりながら、その役割、機能、重要性について学び、大学の学びにおける図書館の活用について、アカデミックリテラシーを身につけることを目指している。今般の企画は、第2回と第3回目での講義内容(「記録メディアの歴史Ⅰ:紙以前の記録メディア、紙、紙の諸問題」、「記録メディアの歴史Ⅱ:写本、印刷記述、近代メディア」)とも関連する形で展示を実施するものである。

▼展示の目的
①受講生であるなしを問わず、普段なかなか目にすることがない様々な「メディア」の展示を目にすることを通じて、ものを記録し伝えることの意味、図書館の役割や機能、重要性、歴史といったことがらに対する興味や関心を持つ機会を提供する。
②各時代の書写材料、印刷、装丁、装本の仕組み等について理解し、それらの歴史を学ぶ。
③受講生においては授業で学んだ知識への理解を深める。


220523_ニュース用写真01

220523_ニュース用写真02


▼主催:立命館大学図書館
▼協力:久野和子文学部教授、川瀬綾子文学部准教授、大久保友博経済学部授業担当講師


続きを読む

Archives