平井嘉一郎記念図書館の概要について
(2016年4月 衣笠キャンパスで開設)

1.はじめに

 立命館大学では2008年5月以来、新しい図書館のありかたについての検討が行われてきました。
 「学習と研究を行う場としての図書館」について多角的な視点からの検討を重ね、大学のシンボルにふさわしい重厚感のある建築物とするため、また将来の図書館の役割と変化に十分に応えられる施設とするため、国内はもとより海外の図書館の先進的な試みから学んだ成果を取り入れて構想し、新図書館のコンセプトを《学びが見える、学びに触れる、学びあえる》としました。学びのコミュニティの中心拠点であること、長時間滞在したくなる空間や快適さを備えていることを重視 し、将来にわたって利用者に愛される長寿命型の図書館であることを目指します。
 現在の衣笠図書館は1967年に建設され、47年間にわたり本学学生の学びを支えてきました。読書や学習、研究利用に加え、本学独自のラーニング・コモンズ「ぴあら」においては、日々学生が多様でダイナミックな学びを展開しています。衣笠図書館で今日まで育まれてきたこのような学びの文化は、新しく建設される「平井嘉一郎記念図書館」においても継承さ れ、更なる深まりを見せるでしょう。
 「平井嘉一郎記念図書館」は、立命館大学のアカデミックシンボルとして、また地域に貢献する空間として、大きく展開していくことが期待されます。

2.施設の概要

建物は鉄筋コンクリート造の地上3階・地下2階で、床面積は約15,000㎡。蔵書数は150万冊、閲覧席は2,000席を予定しています。
各階のコンセプトや機能は以下の通りです。
※パースはイメージです。今後の検討により変更になる可能性があります。

2~3階:静かに閲覧・学習するゾーン

2~3階は大空間に様々な学生の居場所を持つ開架閲覧室を設け(多数のキャレル席・窓際一人席・オープンデスク、3階には教員/院生向けの個人研究ブースがあります)、ソファ等リラックスと集中を適える座席配置にしました。また2階には特徴あるコレクション(白川静文庫、加藤周一文庫)を設置。

  

1階 エントランス、サービスデスク(貸出返却、リファレンス)、ラーニングコモンズ

1-3階をまたぐ開放的な吹抜をもつライブラリーバレー、開放的なエントランスホール
  

外部とのつながり:図書館外利用者施設(カンファレンスルーム、ミニシアター、展示室、カフェ)はエントランス付近にまとめて配置されています。

 

B1階:静かに閲覧・学習するゾーン

閲覧席、開架書庫(文庫・新書、製本雑誌)、新聞雑誌コーナー、保存書庫ゾーン(貴重書庫、貴重図書閲覧室、準貴重書庫)、京都国連寄託図書館

B2階:自動書庫

約100万冊が収納可能な自動書庫



工事は2015年末に完了し、現在は本棚などの什器組立や内装作業を行っています。
 こちらでは建設工事の経過を写真でご覧いただけます。(リンク)
2016.2.8 立命館大学図書館