微生物による環境浄化


<ノンスラッジ処理法を用いた食品廃棄物の処理 >

 現在、産業廃棄物の一つである食品廃棄物は主に焼却という手段で処理されています。しかし、焼却処分は環境に負荷を与え、高いコストがかかります。本研究室では、微生物を用いた食品廃棄物の処理を目指しています。


 現在、下水場や食品工場や化学工場の排水は活性汚泥法という微生物を用いた浄化方法で処理されています。以下に、活性汚泥法の歴史を紹介します。  



 現行の活性汚泥法では余剰汚泥が大量に発生し、余剰汚泥処理に高いコストや環境負荷が掛かる事が問題です。

 そこで本研究室では、今中教授が開発した新技術である
ノンスラッジ処理法余剰汚泥を出さない活性汚泥法)を研究しています。ノンスラッジ処理法の研究を進める事で、食品廃棄物処理の大幅なコストの削減や環境負荷の低減を目的としています


微生物の増殖に消費される炭素量と微生物代謝で放出されるCO2の炭素量を同じにします。理論的にほとんどの有機物成分がCO2 となり、余剰汚泥を出さずに処理する事ができます。




立命館大学 | 生命科学部・生物工学科 | 創造理工専攻 | 今中研