生命医科学科

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生命の根幹を理解し、予防医学の発展をめざす

「健康とはどのような状態か」「病気の原因とメカニズムは」など、生命と医療の根源的な問いにアプローチ。

基礎生物学や生物工学、基礎医学を重点的に学ぶことで複雑精緻な生命現象を解明し、早期判断や疾病予防など予防医学を中心に生命システムの探求と医科学研究を展開しています。

ライフサイエンスの「いま」を知る Keywords

基礎医学

私たちの体は30兆もの細胞から成り立っています。基礎医学では、医学だけではなく理学や工学的な視点も取り入れることで細胞の構造や働きを理解し、さらに人体の仕組み、機能およびその調節機構について学びます。これにより、健康とはどのような状態なのか?
また、病気になると人体にどのような変化が起こるのか?さらにはどのような原因で病気が発症するのか?ということを知ることが出来るのです。病気の診断や治療などの医師が携わる臨床はもちろんのこと、理想的な医療環境や体制をつくりあげる医療行政の現場においても基礎医学の知識は不可欠のものとなります。

予防健康医学

医学の進歩に伴い、これまで治療が困難とされてきたさまざまな病気に対応することが可能になりつつあります。今後の臨床研究の進展や先端医療機器の開発によって、ほとんどの病気が治療できる日が来るかもしれません。しかしながら、私たちにとって病気を患うことなく常に健康な生活を過ごせることが理想であるのは言うまでもありません。予防健康医学では、病気の発症を未然に防ぐ予防法や治療の成功率を上げることに貢献する早期診断法の開発に取り組みます。予防健康医学を発展させるためには、基礎医学についての深い知識と経験をもとにした研究によって病気の原因や発症メカニズムの解明に取り組むことが重要になります。

ゲノム医科学

ヒトの全ゲノム塩基配列の解析が完了し、私たちは人体をつくりあげるための設計図を手に入れました。現在この設計図に書き込まれているすべてのゲノム情報の解読が急速に進められていますが、これまでにも人体を構成してその働きを直接担う数多くのタンパク質の機能が明らかにされています。一方で、一人ひとりがもつゲノム情報にわずかな違いがあるというゲノム多型が見出されてきました。ゲノム医科学は、ゲノムの解読によって得られたこれらの情報を、全く新しい病気の診断法や治療法の開発につなげることを目指しています。特に、遺伝子の個人差を考慮してそれぞれの患者に最も適した治療を施すオーダーメイド医療の発展や、ゲノム情報をもとにして新しい薬や副作用の少ない薬を開発するゲノム創薬研究の進歩がおおいに期待されています。

先端医療

いつの時代も先端科学の成果は医療のさまざまな分野で利用されてきました。例えば、体の中の小さなガンを早期に発見することが出来る装置や、ガンだけに放射線を集中的に照射する装置の利用が先端医療の現場では始まっています。また、オーダーメイド医療やゲノム創薬も今後成果を上げるであろうと期待されています。さらに、事故や病気により損なわれた体の器官や臓器の機能を細胞移植により回復させようとする再生医療もさかんに研究されています。将来は、先端医療により薬だけでは治せないような病気の治療も可能になると期待され、その発展が大きな注目を集めています。一方で、先端医療の研究を進めていく上で、個人の遺伝情報の慎重な取扱や倫理的な配慮も忘れてはならないでしょう。

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立命館大学 生命科学部 生命医科学科紹介

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