Q&A

高校生のみなさんへ(よくあるご質問)

Q1. 生命情報学(英語名:バイオインフォマティクス)とは?

20世紀末より生命科学で扱うデータ量が膨大となり、コンピューターをもっと積極的に活用しようという機運が世界的に広がりました。このような時代背景で生まれたのが、コンピューターを活用した生命科学の研究分野である生命情報学という新しい学問分野です。

Q2. 生き物は扱わないのでしょうか?

そんなことはありません。生命研究の基本は生き物です。本学科にも、線虫、細胞性粘菌、シアノバクテリア、シロイヌナズナ、モルモットなどを扱う研究室があり、カリキュラムでも生物実験を重視しています。そして、基礎生物学実験、生化学実験、分子生物学実験など一般的な生物実験科目は全員履修です。

Q3. なぜコンピューターも必要なのでしょうか?

現代のあらゆる科学技術にコンピューターの活用が必要不可欠となっています。生命科学もその例外ではありません。むしろゲノム情報のように扱うデータ量が膨大である生命科学がコンピューターの活用技術開発の牽引役になっていると言っても言い過ぎではありません。コンピューターは現代の鉛筆です。

Q4. コンピューターは得意ではありませんが大丈夫でしょうか?

コンピューターの予備知識を前提とした学科カリキュラムとはしていませんので心配ありません。入学後に、プログラム言語、プログラム演習、統計シミュレーション実験、数値シミュレーション実験、ゲノムシミュレーション実験、分子シミュレーション実験、細胞・システムシミュレーション実験など、いくらでもコンピューターに馴染む機会があります。

Q5. 立命館大の生命情報学科の特徴は何でしょう?

2004年4月に本学科を開設したとき、国内ではコンピューターを駆使し、生命科学分野で活躍できる人材育成コースはほとんど存在していませんでした。本学科は、国内ではパイオニア的な存在です。

Q6. 卒業生はどのような企業に就職していますか?

製薬会社、食品会社、化学会社については生命科学部共通ですが、富士通、NEC、日立などIT企業も主たる就職先となっている点が本学科の特徴です。もちろん本学大学院へ進学する学生も多数います。