/file.jsp?id=516782
文字サイズ


  • 下畑 宣行講師
  • Nobuyuki Shimohata
  • 生命医科学科
  • 研究室医用機能性分子学研究室
  • 専門分野生化学、分子生物学
  • 担当科目基礎生化学実験、分子生物学実験、生物科学2
    • 生体親和性材料
    • 創薬
Q1研究の内容を教えてください。

 私たちの研究室では、薬剤や医療機器の材料として利用できる分子に対して、応用法の開発や生体内でのメカニズムの解明を目的として研究を行っています。現在は、関節軟骨に異常を来す変形性関節症の治療法の研究開発や、バイオマテリアル (生体適合性材料) を用いてアトピー性皮膚炎を抑制するための治療法の研究開発などを実施しております。これらの研究を通じて、社会に貢献することが私の責務であると考えております。

Q2研究に興味を持ったきっかけを教えてください。

 研究者を志した経緯には、博識だった祖父の影響があったと思います。祖父は自宅で自分の趣味であった歴史や英語の研究を、様々な資料を駆使して常に続けていました。そんな姿を間近で見て、勉学を生きがいとして一生を過ごすことの格好良さを感じ、そしてそんな生活を続けていくことができればどんなに幸福かと思った記憶があります。これが研究者を志した一因であったと思います。

Q3高校生へメッセージをお願いします。

 私は、大学での教育とは「与えられる」教育ではなく、「自ら学び取る」教育であると考えています。大学は、答えの無い課題に対して、自ら答えを見出す「手法」を学ぶ場であるといえると思います。皆さんには、自ら進んで知識の吸収を行っていきたいと思える対象を見つけて欲しいと思います。それは、勉学だけに限らず、スポーツや部活動、場合によっては趣味であっても良いかもしれません。与えられるだけでなく、自ら工夫して知識・技術を取得する楽しみを皆さんにも是非感じて欲しいと思います。

おすすめの書籍

ブルース・アルバーツ 著『細胞の分子生物学』