文化史ゼミ

授業紹介

  中国を中心とする東アジア文化史の諸問題について取り扱います。すなわち、衣・食・住といった生活文化史から芸術・思想・宗教・女性等、物質的・基層的・社会的諸事象を取り上げ、卒業論文を作成することを目指します。必ずしも扱いやすいテーマばかりではないことに留意しつつ、論文作成可能なテーマを設定し絞り込むようにするなど、各自でコツコツと意欲的に工夫することが必要です。また、受講生諸君の問題の関心は多様なものになると思います。自分のテーマに直結しなくとも何かを学び取ると同時に、お互いに刺激をしあうつもりで臨むことを期待します。

過去の卒業論文のテーマ
担当教員より
教授 鷹取 祐司
鷹取祐司 教授

 このゼミは卒業論文作成のための授業です。その卒業論文は文学部四年間の学びの集大成で、完成度はともかく学術論文である必要があります。学術論文とは、未解明の問題に対して新しい知見を提示するものですから、卒論も、調べたことを単にまとめればよいわけではなく、取り上げようと思うテーマに関する問題を踏まえて、卒論の中で解答を出すべき課題を設定することが不可欠です。ここでいう問題とは歴史学上の未解明の問題を指すだけでなく、従来の研究の誤りや不十分な点も含まれます。そのような問題を見つけ出すのは容易なことではありません。そのため、受講生は日夜七転八倒しながらこれまでの研究を読み問題を探求しています。この苦しみこそが、受講生を鍛え上げるのです。