学部長挨拶

総勢112名の教員による、         
多彩な人文学へのアプローチ。

                               

IT技術の飛躍的な進化、経済のグローバル化など変化の激しい現代社会において、文字(letters)によって顕現される人間の精神や人間がうみだした文化を「文ずる」(研究する)人文学(Humanities)への期待がますます高まっています。人文学には、幅広い専門領域が含まれていますが、根底に共通して流れるのは「人間の最も本質的な部分を見つめる」という精神です。その精神に基づいて、人文学は人間についての根本的な問題提起を行ってきましたが、世界はいま大きな転換期を迎え、若い皆さんの参加による新たな人文学の形成が求められています。

立命館大学文学部は、85年近くの歴史の中で、伝統的な人文学諸分野と先進的な学問領域との融合を追及してきました。全時代・全世界にわたるあらゆる領域の人文学を擁する日本有数の文学部として、日本のみならず東アジアを中心に世界的にも注目される存在へと発展してきました。類をみない人文学的領域の多様性と120名を超える教員という特長を活かして、2012年度より「8学域18専攻制」をスタートさせることにより、1回生次にはしっかりと大学教育や各学域の基礎を習得し、2回生から専門の学びにシフトするという制度によって、皆さんの4年間の学びへの意欲に「ピタッとフィットする」学部に生まれ変わりました。

また、立命館大学文学部は、専攻教育のみならず専攻横断的副専攻(デジタル人文学、日本語教育、英語アドヴァンスト)やインターンシップ教育の充実を図ってきました。さらに韓国・中国・マレーシア・ハワイ・イタリアなどでの海外研修プログラムの展開など、人文学教育の国際化を推進してきました。そして、2011年度には文部科学省から日本の私立大学では唯一「キャンパスアジア拠点校」(日中韓三大学共同プログラム)に選定され、アジアの人文学に秀でたグローバル人材の育成に取り組んでいます。

立命館大学文学部長

藤巻 正己