教員紹介

佐々 充昭 教授
佐 々 充 昭
(さっさ みつあき)
専門・研究テーマ

宗教学、東アジア宗教思想、朝鮮近代史、現代韓国文化論

自己紹介

 私は、韓国の宗教に関する研究を行っています。韓国は、グローバル化によって複雑に多様化する宗教現象を研究する際に、非常に興味深いフィールドです。2005年に韓国政府が行った人口調査では、国民の47%が「特定の宗教を持っていない」と答えた一方で、国民の半数以上である53%が「特定の宗教を持っている」と答えました。このように韓国は、宗教にとても「熱い国」です。このことは、近年の韓流ドラマの中で、主人公たちの信じる宗教やその信者仲間たちが、ストーリー展開の中で重要な役割を果たしていることからもうかがえます。 私は、韓国での多年にわたるフィールドワーク(現地調査)を通じて、キリスト教や仏教などの既成宗教の他、大倧教・天道教・甑山教・円仏教などの新宗教教団、さらには個人主義的消費文化の発展とともに登場した新種の霊性運動(国仙道や丹ワールドなどの身心修練団体やウェルビーイング・ヨガブームなど)に関する研究を行っています。

ひとこと

 韓国の伝統芸能を直接この目で見るために留学を決意したほど、韓国の芸術が大好きです。特に最近は、韓国の若者文化が(時にしんどさを感じる?)韓国現地での宗教調査を牽引してくれる最も大きな原動力になっています。韓国映画は今までに400本以上観ました。韓国の音楽も大好きです。もともとチョー・ヨンピル(趙容弼)などのトロット歌謡が好きだったのですが、ちょうど韓国に留学中であった1992年にソテジワアイドゥルが衝撃的なデビューを果たして以降、K-POPのとりこになりました。ミチコ・ロンドンのTシャツを着て、「幻想の中にお前がいる!」と歌い叫んだソテジは、K-POPスピリットの源流です。

 佐々先生の「教員コラム」