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日本史研究学域 考古・文化遺産専攻 矢野健一教授が宮坂英弌記念尖石縄文文化賞を受賞

このたび(2017年10月7日)、考古・文化遺産専攻の矢野健一教授が、長野県茅野市の第18回宮坂英弌(ふさかず)記念尖石(とがりいし)縄文文化賞を受賞されました。

尖石縄文文化賞は、日本の縄文時代遺跡を代表する特別史跡尖石遺跡の発掘と集落の研究に情熱を注いだ故宮坂英弌氏を記念し、縄文時代の研究がさらに発展することを願い、縄文時代の研究に功績のあった個人、または団体に贈られる賞です。

矢野健一教授は、縄文早期の押型文(おしがたもん)土器の研究を皮切りに、西日本の縄文土器型式の研究で綿密な土器編年を築き上げました。具体的には、土器の分布圏が人の往来や集落の形成で流動的に変化することを指摘するとともに、縄文文化の重要な特徴である流動性が縄文後期以降に弱まり、弥生社会に移行することを明らかにした点が西日本の縄文文化研究の大きな成果であるという評価を頂きました。

下記に矢野健一教授の受賞コメントを掲載させて頂きます。
「土器編年の研究は地道ですが、縄文文化の研究で最も基礎となる部分です。そこに貢献したいという気持ちで研究を続けてきました。尊敬している宮坂英弌先生の名前を冠した賞をいただき、身に余る光栄です。これからも研究に一層精進したいと思います。」