研究活動

間文化現象学研究センター

このページでは、哲学・倫理学専攻の教員が携わっている研究活動として、間文化現象学研究センターを紹介します。なおセンターは立命館大学・衣笠総合研究機構に所属しています。

間文化現象学研究センターHP

立命館大学・間文化現象学研究センターは、日本初の現象学研究センターとして、2009年に設立されました。

当センターは、「自文化」と「異文化」の遭遇がもつ切迫した具体的関係をいわば内側から解明する「現象学」を中心に据え、世界各地の現象学研究者との交流・連携を実現するとともに、世代間の連携研究体制を整備するという目的のもと、さまざまな企画を実施してきました。

2009年度から2013年度にかけては、「言語」「遭遇」「精神」「共存」「時間」をテーマにシンポジウムを開催しました。

2014年度から2019年度にかけては、「視覚」「制度」「エコノミー」「倫理」「宗教」を主題にシンポジウムやワークショップを開催しました。

その成果は、『現代思想』2010年5月号特集「現象学の最前線──間文化現象学という視座」、谷徹編『間文化性の哲学』(文理閣、2014年)、『立命館大学人文科学研究所紀要』などに掲載されています。

また、海外より多くの研究者を招き、講演会やワークショップを実施しています。同時に、センターから若手の研究者や大学院生を海外に派遣し、積極的な研究交流を展開しています。

10年間の研究活動を踏まえ、センターは2020年度より新たに、「芸術の現象学」「脱構築と批判理論」「間文化性の現象学」「21世紀の倫理学」という4つのプロジェクトを開始しています。

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