ゲストスピーカー

2014年5月23日(金)

マーケティング
鳥山 正博 教授
ゲスト
ダイナパック(株) 取締役 常務執行役員(元カゴメ上海 総経理)
杉山 喜久雄

中国における日経食品企業のマーケティング展開

杉山喜久雄氏はカゴメで長らく商品開発とマーケティングに携って来た。「野菜ジュースを国民健康飲料にする」というミッションのもとに野菜ジュース事業を立ち上げ、「動物性乳酸菌vs植物性乳酸菌」という軸を打ち立てて植物性乳酸菌飲料ラブレ事業を立ち上げた、というような経歴の持ち主である。この4年間はカゴメ上海の総経理として、野菜ジュースを飲む習慣の無かった中国の人に、野菜ジュースを定着させようとして来た。

「いつか中国の人も飲むようになるに違いない」という強い信念と「中国の人を健康にする!」という使命感を持って営々と努力を積み重ねて来たという。ミッションをはっきりさせると実演販売のような地道な努力も継続することが出来、ひたすら言い続けると更に社員から知恵が湧いて来るのだという。例えば、棗(なつめ)の伝統健康飲料のような日本には無い商品の開発や、夜トマトダイエットコンテストの開催、全国80大学ミスキャンパスコンテストのスポンサーをしたりといったことである。

このように、「ビジョンこそが全社員の力を結集させる」ということが講義のメインメッセージであった。また、ポジショニングの軸を変える変革がいかに重要かということも具体例を交えて語られたので、現実のマーケティングの世界の戦いについて受講生の理解も深まった。