ゲストスピーカー

2014年12月07日(日)

パーソナルファイナンス
三好 秀和 教授
ゲスト
マスミューチュアル生命保険株式会社 代表取締役社長
井本 満

金融リテラシーについて

講義風景1  井本氏はマスミューチュアル生命の代表取締役社長である。マスミューチュアル生命は、マスミューチュアル・フィナンシャル・グループの一員として、2001年にスタートした日本では新興の外資系生命保険会社ではあるが、米国では1851年設立と歴史は古く、同グループの運用資産は、6,390億ドル(約67兆3,442億円※)を超える、国際的、多角的、成長指向型の金融サービスグループである。名前にもあるとおり相互会社である。

 井本氏は大学卒業後、渡米、米国でMBAを取得後、証券会社で辣腕を振るい、日本の証券会社がラップファンドを開始するにあたり、外資系証券と提携したときジョイント会社のトップとして帰国、ラップファンドを日本に定着させた貢献者でもある。その後、損害保険が生命保険事業を開始するとともに共同社長に就任、その後、映画ファンドを成功させるなど華麗な経歴を持つ。

 私のパーソナルファイナンスの授業のゲストとして講義してもらう意図は単に社長だからではなく、金融のイノベーターとしてその原動力がどこにあるのか、人生哲学を受講生に感じてもらいたいためである。講義は自己の経歴とともに、これまでの生命保険会社の変遷を振り返ることで、既存のビジネスに安住することのリスクを想起させ、受講生をイノベーターに導く刺激的な内容であった。また、自身が信じる投資哲学を客観的なデータを取り混ぜながら説得力の在る講義を展開された。受講生だけでなく授業見学に訪れた教授にも刺激的な授業であった。

 ゲストのこの講義を実感してもらうため、私の授業の最終講義で各自のライフプランのシミュレーションをおこなった折に、井本氏の期待収益率とリスクを勘案した場合、どのような変化がライフプランに起こるかを実感してもらった。金融リテラシーは生きていく上で必須の知識であり、ライフプランに根ざした金融商品開発こそ求められていることを知ってもらいたい。

講義風景1  刺激的な授業はその後の膝を交えた懇親会へと引き継がれた。受講生にとって有意義な授業であったことに感謝したい。