ゲストスピーカー

2015年5月23日(土)

パーソナルファイナンス
三好 秀和 教授
ゲスト
マスミューチュアル生命保険株式会社 代表取締役社長
井本 満

パーソナルファイナンスの重要性と今後の金融業

講義風景1 井本氏はマスミューチュアル生命の代表取締役社長である。マスミューチュアル生命は、マスミューチュアル・フィナンシャル・グループの一員として、2001年にスタートした日本では新興の外資系生命保険会社ではある。しかし、米国では1851年設立と歴史は古く、同グループの運用資産は、6,390億ドル(約67兆3,442億円※)を超える、国際的、多角的、成長指向型の金融サービスグループである。名前にもあるとおり相互会社である。

 ゲスト講師として公開授業を90分行い、その後、パーソナルファイナンスの受講生のレポート課題である「ライフプランに即した金融商品の提案」のチーム課題の発表会にも参加し、現役経営者として貴重なコメントをいただいた。公開講義では「これからの金融」と題して、これまでの社会経済状況と金融機関の変遷を紐解きながら解説された。受講生は歴史に学びながら現状を分析し、将来を展望するためのポイントを学ぶことができた。井本氏は大学卒業後、渡米、米国でMBAを取得後、証券会社で辣腕を振るい、日本の証券会社がラップファンドを開始するにあたり、外資系証券と提携したときジョイント会社のトップとして帰国、ラップファンドを日本に定着させた貢献者でもある。その後、損害保険が生命保険事業を開始するとともに共同社長に就任、その後、映画ファンドを成功させるなど華麗な経歴を持つ。時代の変化をどのように把握しどのように対応すべきか、自己をコントロールすべきか、院生の学びに役立った授業である。

 私のパーソナルファイナンスの授業のゲストとして講義してもらう意図は単に社長だからではなく、金融のイノベーターとしてその原動力がどこにあるのか、人生哲学を受講生に感じてもらいたいためである。

講義風景1  この授業では個人課題としてライフプランニングを作成、それを客観視したうえで改善の提案をするというレポートを別途設定している。それはグループ課題である「ライフプランに即した金融商品の提案」の基礎的な知識と共通認識、すなわち、金融商品は人々の暮らしを豊かにするために存在しなければならないという信念に基づいている。

 刺激的な授業はその後の膝を交えた懇親会へと引き継がれた。受講生にとって有意義な授業であったことに感謝したい。