ゲストスピーカー

2015年10月27日(火)

コーポレートファイナンス
三好 秀和 教授
ゲスト
セレクションアンドバリエーション株式会社 代表取締役
人事コンサルタント
平康 慶浩

今日の企業経営における人事の本質-ファイナンスの先にあるもの-

講義風景1 上場企業から中堅中小企業まで、140社以上の人事改革を支援してきた人事コンサルタントの平康氏を迎えて、高度成長期からバブル期、そして失われた20年を経た今日の環境変化について、企業、個人、政治、市場の4つの視点から経営における人事をどのように捉えるべきかを講義いただいた。

 平康氏の著作には「うっかり一生年収300万円の会社に入ってしまった君へ」(東洋経済新報社)や、ベストセラーとなった「出世する人は人事評価を気にしない」(日本経済新聞出版社)があり、近著には「出世する人は一次会だけ参加します ―会社人生を決める7つの選択」(日本経済新聞出版社)がある。学生にとって会社生活、人生の選択を考える上で参考となる書物である。

 企業にとって、獲得した資金の使途として大きな要素を占めるものに、人事がある。事業の買収や売却を行った際にも、「事業を推進している人をどのように処遇すべきか」は大きな問題となる。資金としてのカネは、ヒトやモノに還元され、やがて再びカネとしての付加価値を生み出す循環構造を持つからだ。

講義風景1 バブル以降の企業経営においては、それ以前と異なり、環境変化に伴う人事マネジメントのあり方が多様化している。そこで重要なことは、環境変化が人事にどのように影響し、人事が事業価値にどのように影響するかという本質をとらえるパラダイムだ。

 講義では、外部環境が変化した先にあるこれからの企業と個人との関係を示しながら、ファイナンスを学んだ先にあるキャリアのあり方についても指導いただいた。各著作に記載された事例を踏まえながらの具体的な説明に、学生からの質疑も多く、活発な議論がなされた。