飯塚国雄絵画展−被爆した父への応え−
開催記念シンポジウム「戦争・平和・芸術」

1117日(土)14時より、国際平和ミュージアム中野記念ホールにて、飯塚国雄絵画展開催記念シンポジウム「戦争と平和と芸術」を開催しました。
パネリストには、本展画家の飯塚国雄氏、シンガーソングライターの横井久美子氏、国際平和ミュージアム安斎育郎館長をお迎えし、元京都学園大学
教授の隅井孝雄氏の司会のもと進行しました。

シンポジウムは2部構成で、第1部の冒頭では、安斎館長から開会にあたって問題提起があり、戦争の時代に芸術がこうむった被害、芸術が果たした加
害性、また反戦・平和の面で果たした創造性について説明がありました。そして引き続き、歌手の横井氏にはギター演奏で「ベンセレモス」や「里の秋」
などの歌を披露いただきました。また、横井氏は自身の活動のエピソードや、戦争の時代にあって作詞家・作曲家が抱えた思想や苦悩について語られま
した。その後、本展画家の飯塚氏は、作品解説および表現技巧、作品への想いを語りました。

  

2部は、鼎談形式で進行。展覧会会場内を利用した今回のシンポジウムは、作品を間近で鑑賞しながら、画家と歌手、そして科学者の
三者による多彩な顔触れと語り口で進行しました。シンポジウムには、
110名の参加があり、聴講者からも意見や質問が寄せられました。