米つき棒
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米つき棒(ぼう)

米の外がわの茶色い皮を取って白い米にする作業を精白(せいはく)といいます。戦争がはげしくなるにつれて、人々の食生活は貧(まず)しくなってきました。とくに白米(はくまい)はぜいたくだとして玄米(げんまい)(精白していないお米)に近い米が配給(はいきゅう)されました。各家庭では玄米を白米にするために、一升(いっしょう)ビンに入れて棒(ぼう)でつきました。大変時間がかかる作業でした。灯火管制(とうかかんせい)の暗い部屋の中、家族で順番にお米をついたといいます。