立命館宇治中学校生制作の《風神雷神図屏風》展示中です!

立命館宇治中学校 ペットボトルラベルで作った「風神雷神図屏風」(2010年制作)

 「立命館宇治中学校では今年、一年生にエコロジーと芸術性を兼ねそなえた展示ができないかと議論し、ペットボトルラベルで巨大ちぎり絵にとりくむことになりました。近年、ペットボトルについては回収がすすんでいますが、ラベルは廃棄しているのが実情です。印刷技術の向上もあり、ラベルは非常にカラフルになっています。廃棄しているラベルを再利用すれば、良い作品に仕上がるのではないかと考えました。
  絵柄については、他に「源氏物語」、「ゲルニカ」などの候補がありましたが、最終的に「風神雷神図屏風」に決定しました。ラベルについては全校に呼びかけて回収し、それを色分けした後、クラスごとに分担する部分を決め、根気よくペットボトルを貼りました。背景の金銀紙は城陽商工会議所にお願いし、廃棄予定の金銀紙を寄付してもらいました。作品の完成度の高さもそうですが、何よりも全員で協力して高い文化を創造することに、大きな達成感と喜びを共有することができました。」(立命館宇治中学校教員 本庄豊)

 ミュージアムでは、この大作を地階エントランス横に展示することになりました。設営当日12月12日にミュージアムに集合した生徒と教員の10人は、力を合わせて少しずつ丁寧に作業を進めていきました。設営終了後には、作品の素晴らしい出来に、安斎名誉館長も驚きの声をあげていました。使用されているラベルは、緑茶や紅茶、炭酸飲料、スポーツドリンクなど、馴染みのあるものばかりです。生徒一人ひとりのエコロジーへの思いが詰まった作品を見に、是非ミュージアムにおこしください。

一枚ずつ丁寧に作業を進めていきます

▲ 一枚ずつ丁寧に作業を進めていきます

 

設営が終わって記念撮影
▲ 設営が終わって記念撮影

完成した風神雷神図屏風

▲ 完成した風神雷神図屏風

 

安斎名誉館長と記念撮影
▲ 安斎名誉館長と記念撮影


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