2014年度春季特別展「奪われた野にも春は来るか 鄭周河写真展」オープニングトーク開催いたしました!!

2014年5月3日(土)、 オープニングトークを開催しました!!!

5月3日(土)、春季特別展「奪われた野にも春は来るか 鄭周河写真展」が開幕しました。午後からは展示会場内で、鄭周河(チョンジュハ)氏(写真家、百済芸術大学校教授)、徐京植(ソキョンシク)氏(作家、東京経済大学教授) 、河津聖恵(カワヅキヨエ)氏(詩人)を招いたオープニングトークが開かれ、122名の参加がありました。

オープニングトーク終了後は、質疑応答が行われ、「なぜ作品にキャプションをつけないのか」「フクシマでどんな思いを抱いたか」などといった質問が出されました。

「なぜ作品にキャプションをつけないのか」の理由として、「タイトルや説明は、よい案内でもあるが、束縛でもある。自分はジャーナリストではないので、事実を伝えることを目的に作品を発表しているのではなく、事実を通して何を省察するのか、そのきっかけを出すことを目的に作品を発表した。ある言語でキャプションをつければ、見るものを束縛してしまうので、あえてキャプションをつけていない」とお答えいただきました。

また、「この風景(フクシマ)を見たときに感じたこと」として、「言語にしにくい感情、2003年-2007年に韓国の原発周辺の人々を撮影したときの延長として向き合った、『くそ!(汚染されているのに)自然は美しい』と思った」と語られました。

ご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました。


⇒春季特別展「奪われた野にも春は来るか 鄭周河写真展」ホームページはこちら

オープニングトークの様子①

▲ オープニングトークの鄭周河氏

オープニングトークの様子②

▲ 会場の様子


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