第63回「わだつみ像」前集会-平和のたすきを繋ぐ-が開催されました

第63回「わだつみ像」前集会-平和のたすきを繋ぐ-が開催されました

第63回「わだつみ像」前集会-平和のたすきを繋ぐ-

 第63回不戦のつどい像前集会(主催:不戦のつどい実行委員会)が、2016年12月2日(金)国際平和ミュージアムロビー(衣笠)にて開催されました。像前集会は、5日にびわこ・くさつキャンパス(BKC)にて、8日には大阪いばらきキャンパス(OIC)にて開催されます。

 衣笠キャンパスの「わだつみ像」前集会には、学生、教職員、関係者、市民ら約130名が集まり、黙祷に続いて、不戦のつどい実行委員会の八木敦志委員長(学友会中央常任委員長)が、「1954年にわだつみ像前にて第1回の不戦のつどいが開催されて以来、一度は像が破壊され、その後再建されるなど様々な困難を経て今日に至っており、多くの方々の御尽力によって本学の教学理念である平和と民主主義が守られてきた。立命館人の使命として平和を守り育て、平和のたすきを繋いでいきたい。」との決意が表明されました。

 続いて、学園を代表して吉田美喜夫総長より、「1943年学徒出陣によって3,000名の本学学生が戦地に赴き1,000名は戻ってこなかった。また20歳に至らない学生は学徒動員に3,000名が参加し、うち7名が亡くなっていることを忘れてはならない。戦争がなければ本当に平和なのか、そうでない世界の状況を見据える必要がある。18歳以上の学生も選挙権を有する主権者であり、投票によって意志表示をすることができる。その主権者を育てる責務が教育機関にあり、それを自覚した取り組みが必要である。」とのご挨拶がありました。

  不戦のつどい実行委員会の院生協議会連合、教職員組合、生活協同組合などに続き、国際平和ミュージアムの安斎育郎名誉館長も献花し、不戦と平和への誓いを新たにしました。
 最後に佐藤敬二教職員組合執行委員長より、「1947年に憲法が施行されて以来憲法9条をめぐる歴史的変遷を経て、今日では集団的自衛権によって海外でのかけつけ警護が可能となっており、そういう状況であるからこそ平和を進める努力が重要である。」とのご挨拶があり閉会となりました。

 

不戦のつどい実行委員会の八木敦志委員長がご挨拶をされました 吉田総長がご挨拶をされました

▲不戦のつどい実行委員会の八木委員長がご挨拶をされました

 

▲吉田総長がご挨拶をされました

     
わだつみ像に顕花を行ないました   佐藤敬二教職員組合執行委員長がご挨拶をされました

▲わだつみ像に顕花を行ないました

 

▲佐藤教職員組合執行委員長がご挨拶をされました


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