12月6日(水)・7日(木) 、京都・欧州人権セミナープロジェクト 平和人権連続講演会を開催しました

12月6日(水)・7日(木)、京都・欧州人権セミナープロジェクト 平和人権連続講演会を開催しました

■第1回「ジョン・コルトレーンと平和人権」
 
第1回「ジョン・コルトレーンと平和人権」

 

 12月6日(水)、京都・欧州人権セミナープロジェクト 平和人権連続講演会の第1回として、世界的なジョン・コルトレーン研究家である藤岡靖洋氏による「ジョン・コルトレーンと平和人権」を立命館大学創思館カンファレンスルームにて開催しました。藤岡氏の親しみのある大阪弁と非常に詳細なレジュメ、そして音楽や映像を駆使したスライドで、あっという間の2時間でした。ジャズのサックス奏者であるジョン・コルトレーンが活動していたアメリカは、公民権運動が最も盛んな時期であり、それは彼の生み出す音楽にも強く影響を及ぼしました。また、1966年に来日した際は、長崎と広島でも公演し、長崎では真っ先に平和公園へ赴き祈念像へ献花をしたそうです。そして、日本公演では「Peace on Earth(地球の平和)」という曲も演奏しました。人種差別に対し非暴力を貫いた人々と同様、コルトレーンも心の底から平和を希求していたのでしょう。114名の方にご参加いただいた講演の最初と最後には、立命館大学の学生によるジャズの生演奏が花を添えました。

 

藤岡靖洋氏 立命館大学の学生によるジャズの生演奏
 ▲藤岡靖洋氏

▲立命館大学の学生によるジャズの生演奏

 

 

■第2回「ドイツ・ヨーロッパにおける難民問題」
 
第2回「ドイツ・ヨーロッパにおける難民問題」

 

  第2回は12月7日(木)、立命館大学学而館401号教室で行われ、70名の参加者がありました。「ドイツ・ヨーロッパにおける難民問題」と題し、大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館ヴェルナー・ケーラー総領事より、ヨーロッパにおける移民問題の現状とドイツの課題、そして移民との共生について話がありました。とりわけ、近年のシリア情勢をふまえ、困難な状況下でも解決の糸口を模索し続けているEUやドイツの取り組みを紹介してくださいました。質疑応答でも、なぜドイツが難民の受け入れに寛容なのか、日本の難民政策についてどう思うかなど、率直な質問が出ました。ケーラー総領事は、各国によって事情は異なるが、当事者としてわれわれ自身が考えることの大切さを繰り返し伝えてくださいました。


ヴェルナー・ケラー総領事

ヴェルナー・ケーラー総領事


 

 

 

 


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