ローム様には毎年数多くの新入社員様が入社されますが、最近の学生に対して感じられることはありますか。
久保 そうですね。目立つのは、義務教育化慣れした学生が多いことでしょうか。皆が行くから高校や大学に進んだのでしょうね。社会人になっても自分に何が足りなくて、何を勉強するべきかわからない人が増えています。人から与えられないと仕事ができない。
それは大学教育の問題でしょうか。
久保 大学教育というより、本人の心構えだと思うのですが。海外の学生には、「インターネットを活用したビジネスを創出したい」とか「ネットワーク技術者になりたい」といった目標をもって大学で勉強してきた者がいます。試験の点数だけを稼いで卒業した学生とは、入社後の能力差は歴然です。結局そういうところが企業の力の差にもなるのではないでしょうか。
日本においても学校名で選ぶのではなくて、自分の興味ある分野に強い学部や学科に入学し、超一流のエンジニアになるんだという目的意識をもって勉強すれば、自ずと社会での活躍につながるでしょう。
お二人の立命館大学での学生生活はいかがでしたか。
久保 私はこんなことを言ってますが、自慢できた大学生活を送ったわけじゃないんですよ(笑)。財産は多くの友達ができたこと。今でもよく会いますし、家族ぐるみでつきあう者もいます。それぞれが会社の役職に付くようになりましたから、情報交換もできます。
川嶋 大学でもコンピュータに関する授業はありましたが、より実践的なソフトの使い方を学んでおけば、入社後すぐに役立ったのにと思いました。役立ったと言えば、通販の電話受付やクレーム対応のアルバイト経験です。システムが変更された時に、社内から集まる問い合わせに落ち着いて対応することができました。
最後に後輩たちに対するアドバイスをお願いします。
久保 将来の自分に役立つものを学生のうちに身につけて欲しい。他の学生に常に一歩先んじて学び、社会で活躍してください。
川嶋 日常業務においても、常に少しでも効率化できないかと考えています。何事も当たり前と思わずに疑問をもったり、違う観点から見て、気づくことが必要だと思います。授業やサークル活動の中でも、そういった視点をもつことは将来きっと役に立つと思います。また、アルバイトで社会を垣間見ることも経験の一つです。そういう訓練を学生時代から身につけてください。
ありがとうございました。 |