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卒業生に聞く

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《2003年 法学部卒業》

竹中謙太さん

全日本空輸株式会社

2003年に全日本空輸株式会社(ANA)入社。中型機、ボーイング787機の副操縦士として勤務。先日より人事部に配属され、採用や新人教育も担当することに。

毎回異なる環境で仕事をするのが醍醐味。やりがいが日々深まっていきます。

パイロットとしての仕事の醍醐味は、毎回異なった環境で仕事をするところでしょうか。飛行機のコックピットから見る景色は、機長と私の2人しか見られないものです。オーロラや流星群、流氷、時には人工衛星が上空を飛んでいくのが見えることもあります。その景色は時間や条件が少し変わるだけでまったく違うものになる。一期一会と言うんでしょうか、やりがいが日々深まっていくのを感じます。

小さい頃から憧れていたこの仕事に就けたのは幸せなことですが、本当になれるのだろうかという不安もずっとありました。それに、入社できたからといって全員がパイロットになれるとは限らない。ですから、入社後の訓練中も常に恐怖感はありました。それに打ち勝つために心がけているのは、言い訳をしないことです。これは今も同じで、「やり尽くした」と自分で納得できなければ、日々のフライトでも反省点が残ってしまう。「これだけやったから、今日はもういいや」という言い訳をせず、今できることは必ず今やる。何百人もの命をお預かりするわけですから、「ここまでやり尽くしたから大丈夫だ」と言えるようにしなければ、我々の仕事はやっていけません。

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入社直後など、羽田空港のグランドスタッフとして働いていた時には、早くパイロットとして飛びたいという思いが先行し、モチベーションが下がってしまうことがありました。今となってはお客様の気持ちを思いやるためには必要な経験だったと思いますが、恥ずかしながらその時にはまだ意味を見出せなかったんです。

実は先日、人事部に異動となり、パイロットの業務に加え、新入社員の採用や新人教育も担当することになりました。パイロットとしてはやはり「飛んでこそ」ですから、正直マイナスかもしれません。ただ、今回はその環境の変化を乗り越えてやっていこうという気持ちです。誰かが担わなければいけない仕事ですし、自分を助けてくれる後輩を育てるという意味では、会社全体のプラスにつながりますから。不安やプレッシャーもありますが、「それでもやっていきなさい」という意味で会社は私を指名したわけですから、頑張らなきゃいけないなと感じています。

「入社から現在に至るまで」ライフチャート

入社当初は訓練の順番待ちなどで地上勤務に配属され、モチベーションが低下。それでもパイロットとしての経験を積むうちに充実した日々を送れるように。最近、人事職も任されることになり、技術的な衰えを不安に思う気持ちもあるが、会社全体を見渡す余裕や長い目でキャリアを見つめる姿勢が身についており、環境の変化をプラスに変えられるよう努力を重ねている。

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