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次世代型太陽電池の可能性を探究。環境にやさしい科学のあり方を考える。
坂根理緒さん

理工学研究科博士課程前期課程
物質理工学専攻1回生
坂根理緒さん
京都府・京都精華女子高校出身
省エネルギー化の時代に注目を集める太陽電池。その多くは材料にシリコンが使われますが、シリコンにかわるものとして脚光を浴びている素材があります。それは銅とインジウムとガリウムとセレンによる化合物半導体(CIGS)。シリコンよりも薄くて安価、また紫外線に強く、宇宙開発にも活用しやすいのが特徴です。研究段階では太陽エネルギーの変換効率は19%程度で、すでに実用化レベルにあるといえます。しかしさらなる高効率化が進めば、たとえばソーラーカーに使うなど利用価値は無限に広がるでしょう。びわこ・くさつキャンパス(BKC)のローム記念館の屋上には巨大なソーラーパネルがあり、はじめて見たときには本当に感動しました。そこには環境にやさしい科学のあり方を探る立命館の意思があると思います。世界水準の研究プロジェクトが進み、またそれを支える優れた施設が備わり、多様な人材が集まるこのキャンパスで、新しい未来を創造するような研究成果をあげたいですね。


イメージ1 イメージ2 ブルーに輝くシリコンとは異なり、CIGSの表面は深緑色。次世代型の太陽電池は、これまでの太陽電池のイメージとは違った外観になりそうだ。
 




学部長インタビュー

高倉秀行教授

理工学部長
高倉秀行教授
 
ダイナミックに進化する教育・研究環境の中で、発見の喜びとモノづくりの楽しさを追究してください。
 いつの時代も、テクノロジーの発展が社会の豊かさを支えてきました。その意味で理工学は「次世代に貢献できる学問」といえます。そしてまた、未来を自らの手で創造していくには、社会のニーズに敏感でなければなりません。立命館大学理工学部が、いま産業界や学会から熱い注目を集めているのも、常に最先端・最高水準をめざし、新しい取り組みを意欲的に続けていることが高く評価されているからでしょう。たとえば2004年度の新3学科の設立をはじめ、情報理工学部との連携、またハイテク・リサーチセンターの拡充など、理工学部の研究環境は年々進化しています。またこうした環境の中から文部科学省による「21世紀COE(センター・オブ・エクセレンス)プログラム」に選定される世界水準の研究プロジェクトも誕生しており、その数は私立大学トップクラスを誇ります。ほかにも国際社会で活躍できるエンジニア・研究者を輩出するため、学科によってJABEE (日本技術者教育認定機構)に対応した教育プログラムを設けたり、学生同士で学び合い教え合う「ピア・エデュケーション」を推進したり、人材育成に関する取り組みもきわめて活発です。この充実した環境の中で、「発見の喜び」と「モノづくりの楽しみ」を体感してほしいですね。

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