司法制度改革に伴い、「地球市民法曹」の養成を掲げて開校した立命館大学法科大学院は、この春、第4期生を迎えました。説明会では、自らも教鞭を取る和田真一副研究科長が登壇し、法科大学院の内実を説明しました。 立命館の法科大学院は、150名と定員と定めています。内訳は、法律知識を持つ既修者のための2年修了コース100名、法律を学んだ経験のない未修者が履修する3年修了コースが50名です。 次いで「基礎から段階的に法律の力を身につけるカリキュラム」が紹介されました。「3年修了コースの初年度は、法律の基礎を凝縮して学ぶ、濃密な授業が行われます。2年次には基礎知識を前提とした演習が始まり、最終年には、本学の特長である実務総合演習があります」と解説。大学の教員と現役の裁判官を含めた実務家教員とが一緒になって現在的な法律問題に取り組む実務総合演習については詳細が説明されました。また先端・展開科目として「先端・企業法務」「国際・公共法務」「生活・人権法務」の3プログラムを用意し、専門性の養成を可能にしていることにも触れられ、各分野にはすべて専任教員を配置するなど、教授陣が充実している立命館の強みが明かされました。和田副研究科長からは「新司法試験では、法律知識はもちろん、法律的な思考力や読み、書く力も試されます。読む、書くといった能力は一朝一夕では身につきません。学部時代からこうした力を継続して育み事が重要になります」といった教員ならではのアドバイスも語られました。続いて、法科大学院への入試資格や試験内容、入学後の数々の奨学金についても説明されました。
合格率に話が及んだ際は、2008年度は合格者59名と全国の大学で第9位だったものの、合格率は3〜4名に1人と依然狭き門であることが判明。その現状を踏まえ、「司法試験合格者及び専門職を目指す法科大学院修了者へのサポートが今課題となっています。立命館大学でも、教員が学生1人ひとりと面接してアドバイスするほか、キャリアセンターが法科大学院生向けの就職支援を企画しているなど、支援体制を整えていくつもりです」と述べられました。質疑応答では、試験対策として正課の授業以外の勉強法について質問があがりました。それに応えて、学生同士の自習グループに教員が参加して指導したり、長期休暇中に勉強会を催すほか、エクステンションセンターが対策講座を開講していることが紹介されました。
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