立命館大学「大学行政研究・研修センター」設立を発表                   
 
                                                    2005年2月22日 立命館大学

 21世紀の歴史的・社会的要請に応え、国際競争力のある大学づくりを進めるためには、教育・研究の高度化とならんで、大学行政の質を総合的・系統的に高めることが不可欠です。
 そのためには、大学の経営と行政を多角的に研究し、国際的に通用する大学幹部職員(大学アドミニストレーター)=「大学経営・大学行政のプロフェッショナル」を養成しなければなりません。
 
 こうした課題に応え、「現場」に根ざした実践的な「大学行政学」を確立するため、立命館大学では、2005年4月1日に、「大学行政研究・研修センター」を設立することを決定しました。
 このセンターは、立命館大学以外の国公私立大学にも開かれたものとし、わが国の高等教育の発展に寄与する拠点として位置づけます。
 さらに、3年後をめどとして、本センターを核に大学経営・行政のプロフェッショナルを養成する大学院の設立を展望します。


1.立命館大学「大学行政研究・研修センター」の概要
(1)名称:立命館大学「大学行政研究・研修センター」
(2)設立:2005年4月1日
(3)体制: 
   センター長  川本八郎
   専任研究員 伊藤  昭(株式会社クレオテック社長、前立命館常務理事)
   専任研究員 伊藤  昇(立命館総務部長)
   専任研究員 近森 節子(立命館大学キャリアセンター次長)
   アカデミック・アドバイザー リム・ボン(立命館調査企画室長、産業社会学部教授)
   兼任講師、学外講師 多数


2.センターの役割・機能

●「現場」に根ざした実践的な大学経営・行政研究を行い、日本における大学戦略・経営・行政研究の拠点とする
●高度な政策立案能力と行政能力を備えた大学アドミニストレーター(大学経営・大学行政のプロフェッショナル)養成


3.センターの主な事業

●大学行政・大学経営に関する多角的な研究
  現場の課題を実践的に研究することを通じ、「大学行政学」という新しい学問分野を切り拓く
●「大学幹部職員養成プログラム」の実施
  独自のプログラムを開設し、高度な政策立案のための実践的トレーニングを行う
●その他
 新たな大学職員研修プログラムの開発
 大学行政研究の成果発信(シンポジウム、セミナー、研究会、ワークショップ)
 研究紀要、専門書・啓蒙書の編集・発刊
 職員同士の交流サロンとネットワーク機能
 大学アドミニストレーター養成大学院の設立準備

4.主な特徴点
●センター教員は現役の大学行政幹部職員中心
●カリキュラムは、現場の課題解決をはかる政策立案中心
●日本の高等教育発展への寄与をめざした他の国公私立大学にも開かれたセンター
●日本で初めての本格的な大学付置「大学職員」研究組織
                                                         以上