映像系新学部の設置構想について
2005年11月8日  立命館大学

 立命館大学では、デジタル時代の映像コンテンツ産業を担う人材育成を目的として、2007年4月開設を目指して、映像系新学部の設置に取り組むことを決定しました。

1.設置構想の概要
(1)開設予定 2007年4月(2006年5月届出予定)
(2)開設場所 京都 衣笠キャンパス
(3)定員数 1学年150名を予定(4学年で600名)
(4)教員数 専任10数名を予定
    客員教授等、多彩な人材で教員組織を構成する

2.基本コンセプト
(1)世界に通用する映像文化の創造と映像産業の発展を担い、アジアとの交流ができる人材を育成する
(2)京都を拠点とした映像文化のプロデュース、すなわち、関西・京都を中心とした新産業を創出する
(3)映像製作を通じて国際社会に通用する『コンテンツ・プロデューサ』を育成する
(4)総合大学として、21世紀文化を創出する文理融合の教学を展開する

3.教学システムの特徴
(1)デジタル時代の映画・映像制作手法
   ・デジタル映像技術と表現の高度な実習
(2)多様で高度な教養を持った人材の育成
   ・美学、歴史学など映像理解にかかわる基礎科目の充実、映像ライブラリー整備
(3)世界に通用する映像文化(産業)人育成
   ・海外の映像拠点や諸機関との連携、海外スタディなどの実施
(4)実習重視とインターンシップの強力推進
   ・コンテンツ産業でのインターンシップ、京都の撮影所等との交流・連携
   ・4年間を通じて「実習」「演習」科目を配置することにより、作品制作を通じた教育を重視
(5)カリキュラムのイメージ図


[アート]
映像文化に対する批評眼を持ち、映像メディア制作の能力を身につけるためのアート系教育

[テクノロジー]
伝統的な映像制作手法を踏まえ、最新のデジタル映像技術を活用するためのテクノロジー系教育

[ビジネス]
コンテンツ産業の経営や文化経済の視点を持ち,映像マネジメントを理解・実践するためのビジネス系教育




4.卒業生の想定される進路
 映画関連企業、映像制作関連企業、テレビ局・新聞社等のマスコミ、広告・宣伝業界、印刷・出版業界、ゲーム関連業界、企業・団体・官公庁等の広報・文化事業部門、大学・高校等の教員など多彩な進路を想定しています。

5.アドバイザリー・コミッティ
 各界でご活躍の方々にアドバイザリー・コミッティとして映像系新学部開設のためのご助言とご協力をいただいています。

以上