立命館大学
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2006年7月4日 立命館大学

中国 貴州省・江西省の教員を対象とした「第1回 環境技術教育特別研修」の実施について


 学校法人立命館では、2004年8月から2006年4月まで11回の「大学管理運営幹部特別研修」を行ってきましたが、このたび中国内陸部の人材育成のニーズに応えるために、「環境技術教育特別研修」を行うこととなりました。

1.実施の経緯

 立命館は2005年9月に、国際協力銀行(JBIC)からの委託を受け、中国内陸部人材育成事業の一環として「環境技術をテーマとした『中国内陸部・人材育成事業』特設コース開発に係る提案型調査」を行ってきました。
 今次「第1回 環境技術教育特別研修」は、この調査活動のなかで開発した8週間の研修プログラムを中国側との協議の結果、35日間プログラムとして実施します。

2.目的 −中国における環境技術教育の質的な向上

 本研修の目的は、1960年代から深刻な事態を招いた日本の公害問題が政府の規制、住民運動、環境技術の発達、環境技術教育の進展などよって環境保全が進んできた経験を中国内陸部の各大学で教育・研究に携わっている教員に伝えることによって、中国における環境技術教育の質的向上を図ろうとするものです。中国からは、中国と日本の研究者との強いネットワークの形成も期待されています。

3.特徴

●日本における環境教育の進め方、環境技術に係る先端研究、先端環境ビジネス、公害問題の状況・歴史などを学ぶプログラムを講義とフィールドワークによって提供します。

●「特別研究」として、理工系実験室を利用した実験にも参加し、日本の大学における環境技術教育を学ぶことになります。「特別研究」のテーマは、@汚水処理、Aにおいの評価(脱臭技術)、B汚濁物質の流出、CLCA(Life Cycle Assessment)と地球温暖化及びD水道計画と湖沼管理です。

●この研修における経費全額は、国際協力銀行(JBIC)が行っている対中国円借款によって賄われます。

●立命館としては、2004年8月からこれまで12回開催してきた「大学管理運営幹部特別研修」に続く2つめの中国内陸部人材育成事業に位置づけられる研修となります。

4.概要

(1)実施時期
2006年6月30日(金)〜8月1日(火)

(2)研修対象者
中国・貴州省(24名 貴州医学院、貴州民族学院、貴州師範大学、貴州財経学院)
中国・江西省(4名  江西農業大学)

(3)会場
立命館大学びわこ・くさつキャンパス エポック立命21 3階 306会議室