2007年1月19日 立命館大学
山田洋次監督・立命館大学映像学部客員教授の就任
ならびに映像学部における松竹株式会社・松竹京都映画株式会社との 連携概要について
学校法人立命館と松竹株式会社、松竹京都映画株式会社はコンテンツビジネスの飛躍的拡大を担う人材育成を産学連携により行っていくことを目指し、2006年5月16日に「連携基本合意書」を締結し、立命館大学映像学部(2007年4月開設予定)における取り組みについて協議を行ってまいりました。
その内容を下記のとおりご紹介いたします。
1、山田洋次監督の映像学部客員教授就任
山田洋次監督に2007年4月より、立命館大学映像学部の客員教授に就任していただくことが決まりました。
山田監督には、映像学部の教育・研究に関して、ご助言をいただき、学部作りにご協力をいただくとともに、具体的な講義として、「クリエイティブ・リーダーシップ・セミナー」(各界の最前線でご活躍の方々によるリレー講演会形式の講義科目)ならびに「映像文化研究」(映画作品の鑑賞と講義を通して、映画文化への理解を深める講義科目)など、年間で数回の講義を担当していただきます。
山田監督には、映像学部の設立にあたって、「かつて撮影所は映画を志す若者の教育の場であった」とのコメントをいただいておりますが、このことはまさに立命館大学が考える映像学部の目標を表現されたものであり、その目標を現実のものとするためにも、下記の撮影所内での実習は、非常に有効であると考えております。
2、松竹撮影所内への実習施設の設置
京都太秦にある松竹京都映画株式会社敷地内に、両者が共同で利用する施設を建築します。立命館大学は、2007年度に新設される映像学部学生の実習施設として使用し、松竹京都映画株式会社は通常の業務に使用します。
利用開始は、2回生後期(2008年度)からの利用を予定しています。
3、映像学部の実習作品制作などへの協力
映像学部生の実習作品制作にあたり、松竹京都映画株式会社が所有する設備(撮影スタジオ、オープンセットなど)・機材(撮影関連機材、編集機材など)、美術・装飾関係資材、その他を映像学部学生が利用します。
また、映像学部の講義・実習に際して、松竹株式会社ならびに松竹京都映画株式会社より講師やスタッフなどを派遣、斡旋を行います。
4、松竹撮影所が制作する映像作品への恒常的なインターンシップの受け入れ
インターンシップを通じて映画・テレビ番組などの制作や撮影・編集・仕上げ作業などを学びます。
その他、松竹グループ関連会社でのインターンシップ等を検討していただくこととしております。
※この件に関するお問い合わせは、立命館大学映像学部設置準備事務課(TEL:075-465-1990)
写真は11月3日 映画「武士の一分」ティーチインの時の様子
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