立命館大学
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DAYS JAPAN編集長の広河隆一氏

会場の様子

DAYS JAPANフォトジャーナリズム写真展 記念講演会 開催

 10月11日(水)、立命館大学衣笠キャンパス以学館1号ホールにて、「立命館大学国際平和ミュージアム秋季特別展 地球の上に生きる2006−DAYS JAPANフォトジャーナリズム写真展−」の記念講演会を開催した。

 第1部では、DAYS JAPANフォトジャーナリズム大賞1位受賞のルハニ・コール氏による「フォトジャーナリズムと女性問題」をテーマに講演を行った。ルハニ氏は、インドは父権社会であり、そこでは「胎児殺し」や「女性の売買」、「一妻多夫制」などが当然のように行われているという現状を訴えた。そして「女性のフォトジャーナリストは少ない。それゆえ女性差別もある。しかし今回の写真は、私の女性としての視点があったからこそ撮れたものであると考える。これからも女性であることを活かし、よい写真を撮っていきたい」と語った。

 第2部ではDAYS JAPAN編集長の広河隆一氏が、「メディアは命を救えるか」をテーマに講演を行った。広河氏は、発生から今年で20年となる「チェルノブイリ原発事故」や「戦争」の写真を通して、それらの事故や戦争の凄惨さ・悲惨さを訴えた。原発事故が起きた地域に暮らす人々は、今なお放射能汚染による発ガンに苦しんでいる現状を示した。また、戦争では多くの市民が犠牲となり、自らも殺害予告を受けたことなども語った。

 来場した鳥取県鳥取市の山口敦史さんと多賀芳文さんは、「ルハニ氏の訴えに共感できた。彼女の望むものが、どのようにしたらインドで受け入れられるのか考えていきたい」と、また京都府京都市の木村美代子さんは、「インドの現状を知りショックを受けた。世界は広く、私たちが知っていることはほんの一部でしかない」と、それぞれの感想を述べていた。