立命館大学
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開会の挨拶を述べる李才・大連市人民政府発展研究センター長

総合討論中の様子

「北東アジア国際フォーラム2007―21世紀きょうと舞鶴港の発展をめざして―」開催


 1月19日(金)、舞鶴市商工観光センターにおいて、立命館大学東北アジア地域研究センターおよび京都・まいづる立命館地域創造機構(MIREC)の主催、舞鶴市、舞鶴港振興会、北東アジア・アカデミックフォーラムの共催、国土交通省近畿地方整備局、経済産業省近畿経済産業局、京都府、京都商工会議所、舞鶴商工会議所の後援により、「北東アジア国際フォーラム2007」が開催された。

 立命館大学と舞鶴市は、1999年の学術交流協定締結を1つの契機に、産学官連携による地域経済社会の活性化のためのさまざまな活動を展開している。今回のフォーラムは、これまでの成果を基礎に、2006年度に国土交通省の委託を受け、国土計画協会と京都・まいづる立命館地域創造機構(MIREC)、本学が同時に取り組んでいる「国土創発調査−アジア諸都市の連携・交流を支えるシームレスな交通体系の構築に関する調査研究」のまとめを兼ね、調査に参画した日・中・韓研究者が、それぞれの研究成果を報告し、近畿の北の玄関口である京都舞鶴港の今後の発展可能性を検討したものである。
 
 江守光起・舞鶴市長、李才・大連市人民政府発展研究センター長の挨拶のあと、小野憲司・国土交通省国土計画局計画官「国土形成計画における『シームレスアジア』戦略について」、呂強・大連市人民政府発展改革委員会副主任「東北アジア国際運輸センター大連の構築」、三橋郁雄・環日本海経済研究所特別研究員「北東アジア国際物流の発展ときょうと舞鶴港の位置」、楊学利・大連市人民政府発展研究センター事務局長「大連港と日本関西地域の物流提携に関する幾つかの思考」、姜昇求・霊山大学校観光学部兼任教授「舞鶴・釜山新航路開設の可能性」、本田豊・MIREC機構長(政策科学部教授)「日韓及び日中の物流・人流調査報告」の講演・報告がなされ、それを受けて京都府商工部、新日本海フェリー、舞鶴倉庫、KSAインターナショナルなどの発言も含めた活発な総合討論(司会:松野周治・立命館大学東北アジア地域研究センター長)がなされた。

 産業界、地方自治体、市民など、府外からも含む約90名の傍聴者を加え、合計106名の参加者は、舞鶴港と大連・釜山との連携の可能性、日・中・韓の物流・人流の強化による北東アジア地域の経済活性化についての報告発表により、近畿ブロックのアジアゲートウェイとしてのきょうと舞鶴港の優位性・将来性、および課題を認識した。また、物流関係民間事業者を交えた総合討論において、民間事業者が現在抱える問題を解消する政策を国・地方の行政機関が検討することの重要性、大連との連携を含め、国際産学公連携で研究を継続することなどを確認した。