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此本臣吾氏による講演の様子

入交昭一郎氏による講演の様子

経営管理研究科主催 新春セミナーを朱雀キャンパスにて開催

 1月13日(土)朱雀キャンパスにて経営管理研究科主催の新春セミナーを開催し、入交昭一郎氏(旭テック(株)取締役会長、本田技研工業(株)元取締役副社長、(株)セガ元代表取締役社長)と、此本臣吾氏((株)野村総合研究所の執行役員)が講演を行った。

 セミナー前半では、此本氏が「2010年代のアジア成長シナリオと日本企業の対応−エマージング市場顕在化のインパクト−」をテーマに、今後のアジア戦略のヒントを語った。此本氏は中国、インドの成長における魅力や内在するリスク、ベトナムの可能性などに触れながら「アジアは個別ではなく、それぞれが持ち味を出して、連携しながら成長していく時代に入ってきている」と述べた。またロシアについても、アジアと同様に追い風が吹いていると説明。これらエマージング市場に対しては、リスクを十分に踏まえて、本社の指導力を高め、グローバル戦略を進めていく必要性を説いた。

 続いてエンジニア出身の経営者である入交氏が、多種多様な業界での自らの経験をもとに「エンジニアの企業経営―物づくり、夢づくり、人づくりー」と題して講演を行った。講演は、「世の中の付加価値を創るのは現場であり、その現場を大事にして欲しい」というメッセージから始まり、様々な教訓が紹介された。
 また、入交氏は、「企業におけるエンジニアの役割は技術の向上だけではなく、商品の優位性を常に保つということをエンジニア自身が自覚しなければならない」と指摘し、エンジニアには、高いレベルで経営に参加するリードエンジニアになって欲しいと述べた。最後に「これからのリードエンジニアは我々の時代よりも、大変になるだろう。リードエンジニアが生まれてくるような経営をして欲しい」と訴えかけた。