立命館大学
Powered by Google
訪問者別ページへ 受験生 学部 大学院 留学生 在学生 在学生父母 交友 教職員
Profile Headline News Pick Up! Rits Frontline

Pick Up!

 

ゼノン・リミテッド・パートナーズ代表の神崎正英氏

学術講演会「オントロジーとソシアルネットワーク〜Webページが変わる〜」開催


 1月17日(水)、理工学研究所主催の学術講演会「オントロジーとソシアルネットワーク〜Webページが変わる〜」を、びわこ・くさつキャンパス(BKC)のローム記念館にて開催した。

 はじめに、立命館大学理工学研究所の中島久男所長より、開会の挨拶があった後、本講演の講師であるゼノン・リミテッド・パートナーズ代表の神崎正英氏が紹介された。
 近年、インターネット利用が急増し、それに伴ってWebページの構造も変化し続けている。そのひとつとして、Webページなどのコンテンツを、ブックマークとして整理したり、あとで思い出したりするために、ユーザー自身がそのコンテンツに1語の説明語をつける「タグ」という技術がある。神崎氏はまず、タグの概念について基礎的な説明を行い、さらに1つのサービス内でタグを定義するのではなく、他サービスとも連動した従来のタグとは大きく異なるシステムを紹介した。
 さらに神崎氏は、「異なるサービス間で作成されたタグを共有するためには、オントロジーという概念が必要」と説明。オントロジーとは、文書の内容を説明するための情報を付ける際に記述する用語を定義する構造のこと。文書全体に統一的な付加情報をもたせることで、本当に必要な情報を的確に検索することが可能となる。そのため『誰が・何のために・何に対して付けたタグなのか』を定義することでこのオントロジーを実現しようと、様々な研究やサービスが展開されており、神崎氏はこれらのいくつかを紹介しながら、「タグはこれからさらに進化し、ユーザー間の双方向のコミュニケーションを行うソシアルネットワークの発展に大きく影響を与えるだろう」と、将来の展望を語った。

 会場には、多数の学生や教職員がつめかけ、タグについての基礎から最先端の動向まで、幅広く展開される話に、熱心に耳を傾けていた。