谷垣禎一氏 特別講演会『政治の責任』開催
1月15日(月)衣笠キャンパスにおいて、自由民主党谷垣派会長の谷垣禎一前財務大臣を招き特別講演会を開催した。会場は多くの学生や報道陣などで溢れた。
「政治の責任」というタイトルで行われた講演で谷垣氏はアジア外交、安倍政権、財政再建、労働人口減少などの問題について語り「日本は先進国の中で国債残高が一番多いという事実から目をそらしてはいけない。後の世代にツケを先送りしているという現実を、学生も他人事ではないと記憶してほしい」と訴えかけた。
会の後半は、福岡政行本学客員教授が谷垣氏に幾つかの質問をするという形で進行。講演会の最後には、会場の学生との質疑応答も行われ、谷垣氏は出身地である丹後の例を出しながら、地域間格差の是正についても触れた。
講演に参加していた中谷知世さん(法学部4回生)は「国家公務員に内定しているので、経済財政諮問会議の内側の話を聞くことができ、勉強になった。政治の理論と現実の動きを調整することの難しさを改めて感じた」と感想を述べた。
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