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会場の様子

漢字をジェスチャーで表現する児童

京都漢字探検隊 漢字ジェスチャー大会 開催


 3月10日(土)、衣笠キャンパスにおいて白川静記念東洋文字文化研究所(白川研)主催の「京都漢字探検隊 漢字ジェスチャー大会」が行われ、小学生と保護者ら約50名が参加した。(京都市教育委員会後援)

 これは白川研が、漢字は「体系を持っている」「その構造を理解することによって、記憶も容易となり、適確に使用することもできる」という故・白川静立命館大学名誉教授の提唱を一般に広める目的で企画したもの。座学ではなく、自分で体験し、実物を見学することにより、漢字の成り立ちや構造、名前の由来などを学び、また漢字を発明した古代人の高度な思考を理解することも目的としている。

 今回の講座では、はじめに漢字の歴史や白川名誉教授の功績について紹介がされた後、漢字のもとになった形を参加者が自分の体で表現するジェスチャー大会が行われた。「人」の字がどのような姿からできたかという問題から始まって、人の姿や体の部分からできた漢字、またそれらを組み合わせた漢字をジェスチャーで表現し、何の字かを当てるチーム対抗のゲーム形式で進められた。 大人が答えにつまる中、子どもが正解を出したり、正字(旧字)が関わる字になるとお年寄りが答えたり、世代を超えた交流、学びの場となった。

 「漢字ジェスチャー大会」は、3月24日(土)にも行われる。第2回目の講座は5月12日(土)に「動物園で漢字と出合う」と題して、京都市動物園で行われる。白川研では、今後も自然や伝統産業などをテーマとした体験型の講座を企画しており、白川文字学の一層の普及と、理解をさせる漢字教育の構築を目指している。

白川静記念東洋文字文化研究所のホームページは、こちら