国立民族学博物館・特別展「聖地・巡礼 ─ 自分探しの旅へ ─」に立命館大学が特別協力
3月15日(木)から6月5日(火)まで開催されている大阪府吹田市の国立民族学博物館・特別展「聖地・巡礼 ─ 自分探しの旅へ ─」に、立命館大学21世紀COEプログラム「京都アート・エンタテインメント創成研究」と、この4月に開設する映像学部の研究成果を「バーチャル京都 聖地・巡礼」として出展している。
本COEプログラムは、舞踊や芸能などの無形文化とそれに関連する浮世絵などの有形文化財、さらに、ゲームや映画・TVなどの新しいエンタテインメントを研究対象としている点がユニークな研究として評価されている。
また、本COEプログラムのプロジェクトの一つである「京都バーチャル時・空間」プロジェクトでは、地理情報システム(GIS)を活用し、バーチャルな京都の都市空間の上で平安京から現代まで時間と空間を自由自在に行き来しながら、京都の文化の歴史的・地理的変遷を概観できるシステムが開発されている。本COEプログラム「京都アート・エンタテインメント創成研究」の研究成果はこのシステムの上に展開し、公開されるように考えられている。
本地理情報システム(GIS)では、バーチャルな環境下で、歴史文化都市京都のさまざまなスポットと歴史的事象を自由自在に飛びまわることが可能で、この特別展のテーマ「聖地・巡礼」の未来形を先取りしたものです。今回の展示は、その成果の一部を体験していただくことを目的としている。
さらに、本COEプログラムの主な研究対象である、映画、ゲーム、舞踊などの無形文化財、仮想現実感技術などに関する研究成果を基礎として、立命館大学では、本年4月より京都衣笠のキャンパスに「映像学部」を設立する。このコーナーでは、まさに「映像の聖地への巡礼」と位置づけ、映像学部に関連の情報、すなわち、京都での映画の黎明期の記録、および、現在の最先端のゲームのルーツでもあるビデオゲームも実際に見て、体験してもらえるようにしている。
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