立命館大学
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シンポジウムの様子

地球環境問題担当特命全権大使の西村六善氏

サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)・立命館大学シンポジウム「持続可能で『豊か』な社会を」を開催


 3月10日(土)朱雀キャンパスにおいて、サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)・立命館大学シンポジウム「持続可能で『豊か』な社会を」を開催した。今回のシンポジウムは、今年1月に開設した「立命館サステイナビリティ学研究センター(RCS)」が開設を記念して、サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)、東京大学地球持続戦略研究イニシアティブ(TIGS)との共催により行った。地球環境問題、特に昨今高まりを見せつつある地球温暖化問題をテーマに、各界を代表するパネリストが熱い議論を繰り広げた。

 開会挨拶では、川口清史・立命館総長が、サステイナビリティ学に取り組むにあたっての連携の重要性を改めて強調。続いて、IR3S/TIGS代表・東京大学教授の住 明正氏は、「複雑なことを理解できる知性。心の痛みが分かる感性。問題に直面する勇気。この3つを心に持っていて欲しい」と参加者に訴えた。基調講演では、地球環境問題担当特命全権大使である西村六善氏が、「これから30〜50年間は、どのようにすれば我々が化石燃料に依存しなくてすむかを考えることが重要である」と語り、歴史的な責任、人類の連帯責任を明確に解説した。また、建築家であり、東京大学名誉教授である安藤忠雄氏は、自身が行っている小学校での取り組みを紹介しながら「子どもたちが生き物に対して愛情を持てるように、もっと、命あるものの大切さを教えなければいけない」と教育の見直しを強調。その後のパネルディスカッションでは、基調講演を行った両氏に加え、立命館大学特別招聘教授の佐和隆光氏、参議院環境委員会理事の福山哲郎氏、本田技研工業株式会社環境安全企画室長の水戸部啓一氏を迎え行った。様々な立場からの考察が展開され、盛況のうちにシンポジウムの幕は閉じた。