講義の前に学生と談話する上田知事
埼玉県政について熱弁をふるった |
知事リレー講義始まる。第1回は埼玉県・上田清司知事
今年で6年目となる「全国知事リレー講義」が、4月10日(火)に衣笠キャンパスでスタートした。この講義では各回に現役の知事を招きそれぞれの地域が抱える政策課題や政治戦略を具体的に語っていただく。第1回目は埼玉県の上田清司知事が講義を行い、多くの学生が聴講した。
上田知事は講義の中で、県政を運営する上で、「あらゆる行政分野に安心・安全を確保する思想を貫くこと」「県庁を優れた経営体にすること」「県庁を一番のサービス産業にすること」の3つを自らの哲学としていると語った。
まず、あらゆる行政分野において安心・安全を確保するため、埼玉県では特別養護老人ホームの整備や地域防災力や交通事故死者数を減らす取り組みを行っていると紹介した。そして、埼玉県が県民1万人当たりの職員数が全国で一番少なく、行政上の効率化を図っているという「経営体」としての県庁の努力についても披露した。「県庁を一番のサービス産業にすること」では知事へあてられた手紙を実際に自身で読み、4日以内に返事を出すようにしていることを紹介した。埼玉県は社会保障や高校生への奨学金を充実させており、「ゆとりとチャンス」を県の将来像としているとも語った。
講義前には上田知事と談話する学生の姿も見られ、和やかな雰囲気の講義となった。
「知事リレー講義」は今後1年間に渡り行い、滋賀県知事、宮崎県知事、栃木県知事、などの講義を予定している。
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