立命館大学
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会場の様子

立命館総合ミュージアムの館長で神林恒道・先端総合学術研究科教授による講義

ミケランジェロの世界を語る〜日曜美術講座「ミケランジェロとシスティナ礼拝堂〜創世記と最後の審判〜」開催


 4月15日(日)、衣笠キャンパスにおいて、立命館総合ミュージアム 日曜美術講座-美術を楽しむ「ミケランジェロとシスティナ礼拝堂〜創世記と最後の審判〜」を開催した。今回は、立命館総合ミュージアムの館長で神林恒道・先端総合学術研究科教授が講師として講座を担当。ミケランジェロの代表作である「最後の審判」や「天地創造」を初めとした作品群をどのように解釈するのか、またその指針を示すことをテーマに進められた。

 講座の中で神林氏は、ミケランジェロのデッサンの力を、スクリーンに映し出された作品を指差しながら明確に解説。また、スピルバーグ監督の映画「E.T.」のもととなった絵画が、「アダムの創造」であることを明かし、多くの聴衆の関心を誘った。そして、本講座の表題にもなっている作品「最後の審判」に関して、「これは、ミケランジェロが60歳の時から7年間かけて描いたもの。清教徒革命の時代のカトリックの巻き返しを示すものでもあった」と語り、ミケランジェロの力強さを説明すると共に、歴史的な観点での解釈を示した。

 会場に訪れた受講者は、最後まで遠い歴史に思いをはせながら興味深く講義に耳を傾けており、本講座の幕は閉じた。