立命館アジア太平洋大学「アドバイザリー・コミッティ 感謝の集い」を開催
5月28日(月)、東京都内にて、立命館アジア太平洋大学「アドバイザリー・コミッティ 感謝の集い」を開催した。
2000年4月、大分県別府市に開学した立命館アジア太平洋大学(APU)は、今年で8年目を迎える。日本の高等教育の国際化を高める教育事業としてスタートしたAPUは、開学以前より、社会の第一線で活躍される経済界や地元自治体の方々にその理念に共感していただき、「アドバイザリー・コミッティ(AC)」として物心両面で多大な支援をいただいてきた。今回の集いは、APUのこれまでの歩みと今後の展開について報告するために開催したもので、会場には、今井敬新日本製鐵椛樺k役名誉会長・(社)日本経済団体連合会名誉会長、平松守彦前大分県知事、各国駐日大使をはじめ100名のメンバーが集まった。
「集い」では冒頭で、川口清史・立命館総長がAPUの到達点について報告。開学以来のべ98カ国・地域から国際学生(留学生)を迎え入れ、教員・学生共に外国人が約半数という多言語・多文化環境を実現していること、日本で就職を希望する国際学生では100%に近い就職内定率を実現させていること、2006年度より「APUニュー・チャレンジ」と銘打ち新たな改革に着手していること、等を紹介した。
続いて挨拶に立ったモンテ・カセム・APU学長は、「APUでは友情を基盤にして世界平和のもととなるきずなが深まっている。2010年に10周年を迎えるにあたり、理工学系分野への新しい展開、大学院の強化を軸に、世界中に貢献できる『愛される大学』としての歩みを進め、社会を変えていく卒業生を送り出していきたい」と述べた。
会の終盤には、APU国際学生を代表して、MDモヒンさん(アジア太平洋マネジメント学部4回生・バングラデシュ出身)が「アメリカではなく日本に留学したのはAPUがあったから。就職先でのキャリアを通じて日本の発展に、そして将来的には工場をバングラデシュに誘致して母国の発展にも貢献していきたい」と挨拶し、会場を沸かせた。また、国内学生を代表して、片桐光泉さん(同4回生)が、多文化環境のキャンパスでの学生生活を語った。
「アドバイザリー・コミッティ 感謝の集い」は、この日を皮切りに全国4箇所(大阪、福岡、京都)で開催される。
【アドバイザリー・コミッティ(AC)とは】
立命館アジア太平洋大学を支援する組織として1996年に設立。メンバーは世界各国の首相・大使をはじめ、日本を代表する経済界の方々などによって構成され、奨学金支援、インターンシップや卒業生の受け入れなどさまざまな形でAPUの支援を行っている。名誉委員8名、インターナショナル委員10名、アンバサダーメンバー62名、世話人5名、代表世話人3名、委員195名の合計283名。
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