授業前に学生と歓談する前鳥取県知事の片山善博氏
講義の様子 |
全国知事リレー講義第6回 前鳥取県知事 片山善博氏
5月29日(火)、衣笠キャンパスにて、「全国知事リレー講義」の第6回目を、前鳥取県知事で現在、慶応義塾大学教授の片山善博氏を迎えて行った。
片山氏は在職中、改革派知事としてその手腕を発揮し、高い評価を受けた。講義の中で片山氏は、「地方自治体のミッションは、住民の望んでいる政策や施設を良質かつ、低コストで提供することである」と語った。具体的には、県職員の質を高めるため職員の評価と処遇を連動させ、仕事は能力第一主義としたり、予算を透明化するため予算策定をすべてデジタル化し、一般の人にも見やすいように工夫をしたと紹介。さらに、地方自治体独特である人件費とその他の事業費を別々に算出する方式は分かりにくいため、「トータルコスト予算」と呼ばれる、人件費と事業費をセットで計上する方式に変更するなど、在職中に行った数々の政策事例を披露した。
評価の高かった改革派知事の講義とあり、会場では熱心に講義を聞き入る学生が多く見られた。
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