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七尾街づくりセンター株式会社事業部長・タウンマネージャーの内山博史氏

教室の様子

全国知事リレー講義第5回
七尾街づくりセンター株式会社 事業部長・タウンマネージャー 内山博史氏  

 5月22日(火)、衣笠キャンパスにて、「全国知事リレー講義」の第5回目を、立命館大学政策科学部1期生で、七尾街づくりセンター株式会社事業部長・タウンマネージャーの内山博史氏を迎えて行った。
 本講義では、全国の知事を迎えてそれぞれの地域が抱える政策課題や政治戦略を具体的に語っていただいているが、今回は住民自治のひとつの形として街づくりに実際に関わっている内山博史氏を講師として迎えた。

 内山氏は講義の冒頭、自身がNPO(特定非営利活動法人)で働いていた経験を語り、一般的にはボランティア組織と思われがちなNPOにおいて、なぜ給料を得て働くことができたのかを解説。「NPOは利益を求めない組織だが、事業を行うにはやはり資金が必要となり、事業の結果、利益が発生することもある。会社との違いは、事業の結果として何かが変わることを目標としたり、利益が出ても株主らに配当せず、次の事業資金にするというところである」と話した。

 また、内山氏が現在関わっている七尾市の街づくりについては、「行政や国にはできない地元の特長を活かした、七尾街づくりセンターだからこそできる街づくりを進めている。例えば、七尾では、結婚する際に『花嫁のれん』というのれんを嫁入り道具として持っていく。しかし、そののれんは、一生に1回、結婚式の際にしか使われずもったいない。そこで、町おこしの一環として、その『花嫁のれん』の展示を七尾の街中で行ったところ、1週間で8万人の観光客が七尾に訪れた」と話した。

 立命館大学の卒業生による講義ということもあり、終始、学生らが親近感を持った様子で耳を傾ける姿が目立ち、和やかな雰囲気の中で講義が行われた。

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